守るべき人 ③ (ページ48)

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何時もより少し遅い入りだけど

アラームの設定を変えてなかったから

家を出るまでに結構時間が有って。

竜也も言ってたけど

バカップルみたいな事をして遊んで

まったりした時間を過ごした。

しんどくなったら

さっきの写真見て癒されるもんね。

でも、今はもう少し竜也に甘えたい。

「 ... たつ、」

「ん、如何した？」

「ぎゅう、」

「本当、翔くんは可愛いねぇ」

抱き寄せられて

竜也に跨って向かい合わせに座れば

大好きな匂いに包まれる。

俺が甘えたい時は呼び方が変わるから

竜也も其れを分かってて

敬語を抜いて話してくれるの。

付き合ってるんだし

普段も敬語じゃなくて良い気もするけど

竜也には竜也の想いが有るんだろうから

敢えて俺からは何も言わない。

優しく頭を撫でながら

背中をトントンと叩いてくれて

とても安心する。

親に抱っこしてあやされる子供って

こんな感覚なのかな～なんて。

「其れ好きなの？笑」

「んう、」

「も～マジで可愛い」

竜也の首をハムハムするの、

此の前何気無くやったら

感触が気持ち良くてハマっちゃった。

ぎゅうっと抱き締められて

また幸せな気持ちが溢れ出す。

「たーつ、」

「なーに、翔くん」

「すき」

「ふふ、俺も好き」

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