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何も知らされず
翔くんの運転でやって来た此処は 、
なんと ... 翔くんの実家 。
久々に翔くんと会える訳だから
張り切ってはいたけれども
勿論 、 格好は普段と変わらない 。
こんな格好で彼女の家族と会うなんて ...
其の上 、 翔くんの実家は
言わずと知れたエリート一家 。
俺 、 場違い過ぎないか ... ？
翔くんに手を引かれリビングへ 。
嗚呼 、 緊張する ... 如何しよう ...
「 もう ... 緊張し過ぎ 、 笑
お袋が竜也に会いたいってせがむから
連れて来ただけだからさ 。
折角だから家族全員呼んだけど 、
少しでも仲良くなって帰ってよ 」
「 そうですよ ！ 皆祝福してるんですから 。
今日は沢山ご馳走作ってますから
遠慮しないで召し上がって下さいね 」
「 っ ... ありがとうございます 」
ちらりと翔くんへ視線を向ければ
ふんわり微笑んで頷いてくれた 。
彼女 、 だけどやっぱり翔くんは頼もしい 。
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少し早いお昼を御馳走になりながら
翔くんとの馴れ初めやら
何処が好きなのかやら沢山聞かれた 。
主にお母さんからだけど 。 笑
自分でも吃驚するくらい
翔くんの良い所 、 好きな所しか思い付かなくて 。
お父さんも妹さん弟さんも
ちゃっかり興味津々で
俺の素直な想いを其の儘言葉にしたら
隣で顔を真っ赤にしてる翔くん 。
可愛い 。
後で思いっきり甘やかしてあげよ 。
ご飯の後は 、
ご両親が大切に保管されているんであろう
赤ちゃんの頃から小学生くらいまでの
翔くんだけのアルバムを見せてくれて 。
大人になった今も全く変わらない
クリクリの愛らしい瞳と
面影バッチリの幼い翔くんは本当に可愛くて
目一杯愛されて育ってきた様子が
ひしひしと伝わってきた 。
沢山の愛を受けて成長した人は
やっぱり沢山の人から愛されるんだなぁ 。
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すっかり櫻井家全員と打ち解けて
俺に本当の息子 、 兄の様に接してくれて
今日は素晴らしい日だ 。
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迷う念子 - 充電期間中に色々と苦しんでいた上田くんが今度は、休止に入って孤独になる翔くんを救うのか……胸熱。 (2021年7月24日 18時) (
レス) id: 31e82aa209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽ め | 作成日時：2021年7月24日 0時
