102 / - s - ページ2
.
久々に竜也の声を聞いたら
堪えようとした涙が止まらなくなって 。
今から会いに来てくれるみたいだから
其の間にシャワーを浴び
明日の準備と寝る準備を済ませて
ソファに腰掛けようとした其の時 、
竜也からのLINEが1件 。
竜也玄関の前まで来ました!
すぐ行く 、 と速攻で返して
駆け足で玄関へ向かい扉を開けた瞬間 、
大好きな匂いが俺を包み込んだ 。
「 翔くん ... っ 、 会いたかった ... 」
「 俺も 、 ... 竜也に会いたくて堪らなくて 、
でもそんな余裕も無くて ... 苦しかった ... 」
「 ... 少し痩せました ？ 」
「 ん ... 如何 、 だろ ... 」
「 唯でさえ翔くんは細いんですから
此れ以上痩せたら駄目ですよ 。
だけど毎日頑張ってて偉いです ！ 」
「 んへ ... ありがと 、 」
「 気が済むまで俺に甘えてくれて良いんで
取り敢えず寝室行きましょう ？ 」
「 うんっ 、 」
俺が疲れてるって分かってるから
何時でも寝られる様に気を遣ってくれる
竜也は本当に紳士な自慢の彼氏 。
手を繋いで寝室へ向かい 、
ベッドに腰掛けたら
荷物を置いた竜也が隣に座って
俺の肩を抱き寄せた 。
「 ... やっぱ 、 たつと居ると落ち着く 、 」
「 俺もです 。
翔くんが隣に居てくれるだけで安心出来る 」
もっと竜也の温もりを感じたくて
腰に腕を回しぎゅっと抱き着けば 、
軽々と俺を抱き上げて
彼の腿の上に向かい合わせに座らされた 。
竜也から俺に向けられる視線は
愛おしい物を見る其れでちょっと照れるけど
きゅん 、 と胸が高鳴るんだ 。
「 ちゅう 、 しよ ... ？ 」
「 ふふ 、 可愛い 。 良いですよ 」
何方からとも無く唇が重なれば
啄み合う訳でも舌と舌が絡まる訳でも無く
唯 、 互いの唇の感触を堪能する時間 。
同時に頭を優しく撫でてくれて
途轍も無く大きな幸福感に包まれる 。
すると竜也が不意に微笑むから
其の優しい表情に見惚れていると
「 もう ... 本当可愛い 」
「 っ 、 なんで急に 、 」
「 滅茶苦茶幸せそうな顔してたから 」
「 へ ... ？ 」
「 頭なでなでされるの好き ？ 」
「 ... すき 、 」
「 やっぱ可愛いな 〜 」
ぎゅうう 、 ときつく抱き締められた 。
「 んん 、 苦しい 、 って 、 」
「 ... 愛してる 」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
迷う念子 - 充電期間中に色々と苦しんでいた上田くんが今度は、休止に入って孤独になる翔くんを救うのか……胸熱。 (2021年7月24日 18時) (
レス) id: 31e82aa209 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽ め | 作成日時：2021年7月24日 0時
