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「 お邪魔しまーす 」
「 おう 、 適当に座ってや 」
何気に初めての光一くんの家 。
パンちゃんが俺に擦り寄って来て可愛い 。
「 んで 、 如何した ？ 」
「 さっき彼女の家に行って来たんですけど
此の後する事が無くて 、 笑 」
「 ほう 。 会えたん ？ 」
「 いや 、 今日も朝から仕事みたいなので 。
食べ物とか買って置きに行っただけです 」
「 何の仕事か知らんけど相当大変なんやなぁ 」
「 本当に 、 大変だと思います 。
最近マジでテレビで見ない日は無いですもん 」
「 え ？ ... あ 、 同業者なん ？ 」
......... やらかした 。
如何やって切り抜けようか 、
... いっその事打ち明けるか ？
「 あ 、 えーっと ... 」
「 そんな勿体振らんでも良えやん 、 笑 」
「 同業者 ... ですけど 、
絶対に誰にも言わないで下さい ！！ 」
思わず土下座する勢いで頭を下げたら
分かった分かった 、 と笑って
其れ以上聞かずに居てくれたから
取り敢えず一安心 。
.
のんびり光一くんと話をしていると
不意にスマホから着信音 。
画面には愛する彼女の名前 。
断りを入れ 、 廊下に出て
急いで通話ボタンを押せば
久々に聞いた大好きな声 。
だけど何だか声が震えてる 。
... 泣いてる ？
話を聞いてみると
愛されてるって感じがして嬉しかった 、 と 。
当たり前だし 、 可愛過ぎるじゃん 。
睡眠の邪魔はしたくないけど ...
今直ぐ飛んで行って抱き締めてあげたい 。
会いに行きたいって言ってみたら
待ってる 、 って言ってくれたから
行くしかないよね 。
「 光一くん 、 」
「 ん 〜 ？ 」
「 押し掛けて来といて申し訳無いんですけど
彼女がもう帰ってきたみたいで 、
ちょっと会いに行きたいんで ...
失礼しても良いですか ？ 」
「 良いよ 、 そんなんわざわざ言わんでも 。
早よ行って甘えさせてやりな 」
「 ありがとうございます 。
... じゃあ 、 失礼します 」
「 お 〜 。 またな 〜 」
光一くんの家を後にして
翔くんの家へ車を走らせた 。
やつれてないだろうか 。
体調崩してないかな 。
運転中の俺の頭の中は
何時も以上に翔くんでいっぱい 。
嗚呼 、 早く会いたい 。
.
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迷う念子 - 充電期間中に色々と苦しんでいた上田くんが今度は、休止に入って孤独になる翔くんを救うのか……胸熱。 (2021年7月24日 18時) (
レス) id: 31e82aa209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽ め | 作成日時：2021年7月24日 0時
