24 主人公side ページ25
そのあと結局イライ君と話すことはなくその日の試合は終わりを迎えた
窓の外がオレンジ色に染まり出した頃食堂からは賑やかで楽しそうな雰囲気と美味しそうな香りが漂う
私は食堂の隅でホットミルクの注いであるマグカップを片手に色々と考え事をしていた
窓の外は日が動いているもののほかは時間が止まっているように動かない
空に飛ぶ鳥は羽を広げたまま動かずさきに進んでいないし木々はオブジェのように動くことは無かった
A(外の世界は時が止まっているって言うことなのかな)
私が帰るべき世界のことは心配しなくていいってことなのだろうか、と考えながら外を無心で眺めていた
前にいた世界はトリップしたくなるほど嫌だった、というわけではなかった
人間関係は恵まれていたし良い友人も沢山いた、お金に困ることもなかったし学校だって嫌な場所ではなかった
けれどいつもどこかで孤独感が消えないのは確かで、恐らくそちらに無意識に耐えられなくなってトリップを考えたのだろう、なんて自分の行動を客観的に考える
A(はぁ…こちらに来たものの、逆に幸せすぎる)
エマ｢悩み事なの？｣
A｢ん？エマちゃん、ううんちょっと考え事！｣
エマ｢相談はエミリーにするといいなの！とっても優しいなの｣
A｢ありがとう、そうするよ｣
エマ｢でも今のエマならAちゃんを元気にしてあげられる自信があるなの！｣
A｢元から元気だけど…｣
私が冷めつつあるミルクを片手に持ちながらニッコニコなエマちゃんの顔をじっと眺め次の言葉を待っているとどこからか来たウィラちゃんにミルクを取られフィオナちゃんに更衣室へと連れていかれた
A｢え？！なになに？！ちょ！何どういうこと？！｣
エマ｢脱ぐなの｣
A｢真顔でそんな怖いこと言わないで欲しいなの…｣
フィオナ｢ごめんなさい、あなたの衣装かナイチンゲールから届いていて、それがとても綺麗なの。早く着て欲しくて！｣
ウィラ｢ほら！この服を持って更衣室に入って！私たちは出てるから！｣
A｢おお！新衣装！URの衣装か？！私にも用意されているのか！！｣
エマ｢嬉しそうなの！｣
早速貰った服を片手に更衣室へと急いで入りドアを閉めて服を脱ぎはじめる
が
A｢？｣
露出多ない？なにこれナイチンゲールどうした？
A(サイズが合いませんでしたって言って返そう…)
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イルカは居るか(プロフ) - 三日月さん» ワァーー！とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります！頑張っちゃいます！ (2019年8月20日 15時) (
レス) id: fd1ff8d4cc (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年8月20日 8時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
イルカは居るか(プロフ) - マルゴト苺さん» アーーー！ありがとうございます！気づきませんでした汗！すぐに直します！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: d4951d3408 (このIDを非表示/違反報告)
マルゴト苺(プロフ) - 初コメ失礼します。イライ君とリッパーさんの絡み方凄く好きです！それと「必ずお読みください」でエウリュディケ荘園がエウリュディケ×2荘園になってます…！(小声)更新頑張ってください！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 5d5ff2d8e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルカは居るか | 作成日時：2019年8月8日 20時
