15 イライside ページ16
トレイシー｢じゃあ僕は行くから！｣
トレイシー｢ちゃんと｣
トレイシー｢試合に集中して！｣
イライ｢あ、あぁ。すまない…｣
トレイシーは私を睨みつけるかのように厳しい目で左手で指をさしながら何度も振り返り私に注意をした
試合に集中していなのは事実で、実際解読が終わったにも関わらずその場から動かなかった私を怒ったのだろう
この調子ではハンターに見つかった時正常な判断ができない…
イライ｢彼女の事が心配なのは事実だが。自分の心配もしないと｣
自分がつられてしまっては誰がAちゃんを守るんだ
ナワーブ？トレイシー？いいや、私だ
しかし先程トレイシーが言った、私の雰囲気が変わった。という発言がどうも引っかかる
彼女の事が心配なのは当たり前で、ここに来たばかり、更に練習試合もしていない右も左も分からない状態だ。
守りたくなるのは当たり前だとは思うが
私自身も少し変わったかもしれないと感じていたことは確かだった
しかしどう変わったかは自分自身では分からない
そしてようやく墓場の暗号機を目指して走り出そうとした瞬間
リッパー｢自分が囮になろうとでもしているんですか？煽るのもいい加減にしてくださいよ｣
心音にさえも気付かないなんて
何をしているんだろう私は。
イライ｢ぐっ！い、いつから！｣
切り裂かれた背中から血がどくどくと流れその痛みでやっと意識が現実に戻ってきたような感じだ
試合に集中してとトレイシーに言われた忠告さえも守ることが出来ない
私は一体どうしてしまったんだ
この胸の感覚はなんだ
リッパー｢私も舐められたものですね。ぼーっとしても勝てると？生意気な子鼠が偉そうに｣
イライ｢何を勘違いしている！煽ってなどいない！｣
リッパー｢ではその動きはなんですか。板も何も無いところに逃げたところで、私の攻撃を全て回避するとでも？その梟で？｣
イライ｢ち、違う！考え事をしてしまっていただけだ｣
リッパー｢私との試合でほかの考え事を…｣
それだけ言うと進むのをやめ刃物のついた手で顔を隠すように覆うと
天を向きながら肩を上下に揺らし、不気味な程の高笑いをし始めた
リッパー｢そうですか、考え事をするほどの余裕が貴方にはあったのですね｣
イライ｢やめろ｣
リッパー｢ではお望み通りに｣
イライ｢頼むやめてくれ｣
リッパー｢あの時の絶望感を思い出させてやる｣
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イルカは居るか(プロフ) - 三日月さん» ワァーー！とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります！頑張っちゃいます！ (2019年8月20日 15時) (
レス) id: fd1ff8d4cc (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年8月20日 8時) (レス) id: 82ace63b88 (このIDを非表示/違反報告)
イルカは居るか(プロフ) - マルゴト苺さん» アーーー！ありがとうございます！気づきませんでした汗！すぐに直します！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: d4951d3408 (このIDを非表示/違反報告)
マルゴト苺(プロフ) - 初コメ失礼します。イライ君とリッパーさんの絡み方凄く好きです！それと「必ずお読みください」でエウリュディケ荘園がエウリュディケ×2荘園になってます…！(小声)更新頑張ってください！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 5d5ff2d8e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルカは居るか | 作成日時：2019年8月8日 20時
