小悪魔と俺 (ページ8)

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部屋をぐるって見渡せばソファに置かれた
変なぬいぐるみたちにローテーブルに
置いてあるお揃いのマグカップ

全部あいつがこの家にもってきたもので、

付き合ってもないのに別れた、みたいな？
まじで笑えねえー、、

あれから何時間たったのか
ベットに入って目を閉じても全然
眠れなくてなんか裏切られた気持ちのが
最初はでかかったけどいまはもう
Aに会えなくなんかなってつらくって。

友達としてでもそばにいてぇなんて
本当に病気かよって感じで。

戻ってこねえかなあ、、

ガチャ

ん？ガチャ？
合鍵は持ってるのはあいつただ1人で。

寝室のドアが控えめにあけられて
ゆっくりと入ってくる人影

まあそれはまぎれもなくAで。

ベットに腰掛けて遠慮がちに声をかけてくる

｢れお、起きてる？｣

『、ん。』

｢別れてきた。｣

『は？なんで？』

思わず身体を起こしてAの顔を見つめる

｢彼氏がいることでれおに会えないなら
彼氏なんていらないって思って、
ごめんなさいしてきたの。｣

『もおお前本当になんなの、、』

｢一緒に寝てもいーい？｣

初めて一緒に寝たときですらそんなこと
聞いてこなかったくせに

『、はやく着替えておいで』

｢うん！｣

すげえ勢いで出てってすぐに帰ってくると
飛び乗ってくるから変な声が出る

『殺す気か』

｢うふふ。嬉しくて｣

『なあ、ひとつだけ聞いてい？』

｢なーに？｣

『お前にとって俺ってどんな存在？』

｢れおはAにとって酸素だよ！
なくちゃ絶対に生きていけないし
ないなんて考えられない！

だかられおと仲良くなる前の自分は
どうやって生きてたのかなって不思議なくらい！｣

『あっそ。もういーや。うん。』

そんだけ思ってくれるならなんでもいーや。
けど俺の寿命絶対縮まったし責任とってよね、
Aちゃん。

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