小悪魔と俺 (ページ41)

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珍しく俺ん家でなんか読んでるA

『なに見てんの』

｢んー雑誌だよー。
さっきコンビニ寄ったら売っててれおが出てる
って書いてあるからつい買っちゃった！｣

と、Aが見せてくれた表紙には俺の名前
が書いてある最近発売したばっかのやつで

こいつって俺の仕事に興味あるんだって
びっくりした。

いつも仕事のこととか特につっこんで
聞いてくることないからさ

『俺の前の読むのやめてよ、
恥ずかしい。』

｢いーじゃん。
れおのお仕事してる姿好きだよ。

、、ねえ、れおって好きな子いるの？｣

『は？なに急に。』

｢これ。｣

と見せてくるのはその雑誌のインタビュー記事
でズバリテーマは"恋"

うわ、よりによってこれかよ。

思いっきりAの顔浮かべながら
こたえたっつーの。

本人に見られるとは思ってなかったわ。

｢れおに好きになってもらえる子は
幸せだね！｣

『は？どういう意味、？』

｢んーん。なんでもない！

あ、このパンプスかわいー！｣

話を逸らすように違うページの
黒い靴を指さす

『可愛いじゃん。似合いそうだよ。』

｢そうかなー？
ってれおと違って一般企業のAが
こんなハイブランド買えるわけないよう
何ヶ月お昼抜いたらいいことか！笑｣

ちらって右下のちっこい値段見たら
うん、まあたしかに高いわ。

｢さーて、寝よ！
れおは明日朝早いの？｣

『お前と同じぐらい』

｢そっか！朝ごはん用意しとくね！｣

一緒に寝室へ移動して電気消してベットへ
入るなり抱きついてきてものの数秒で
寝息をかきだすA

寝んのはや、、

心地いい寝息を聞きながら
さっきのあの靴買ってやろうかなーなんて
考える。

結局Aの家はペットNGだったみたいで
しばらく落ち込んでたしその代わりじゃねえけど
今月はクリスマスだしプレゼントってことで。

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