小悪魔と俺 (ページ37)

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今日も今日とて俺ん家のソファで
食後のデザート食べてるA

いつの間にか持ち込んだもこもこの部屋着に
部屋着と同じ柄のしばるやつでお団子ヘアーに
しててすっぴんなのにさ、
うん。今日も安定の可愛さ。

『女ってさ、こんな時間に食べたら太っちゃう
とかよく言うけどお前は気にしねえの？』

｢たしかに太りたくないけど食べたいときに
食べたいもの食べたいじゃん！｣

Aらしい回答。
それにこいつはまったく太ってねえしなあ。

ガリガリではないけど手足細くて
出るとこ出ててでも全体的に柔らかそう。

｢それにね、アキちゃんの家に泊まるときも
いっつも寝る直前まで甘いものとか食べてるよ！
アキちゃんのがAより食べるんだー｣

『アキちゃんて誰なの』

｢アキちゃんはね、Aの会社の同期の子で
経理課にいるんだけど入社してすぐの
歓迎会で仲良くなったの！

Aより大きくてAよりよく食べて
お酒もめっちゃ強いし
それにとっても優しいんだよ！｣

『ふーん、、』

前の同級生たちみたいにAってけっこう
勘違いされるし女に嫌われるタイプだから
きっと仲良いアキちゃんってこう、
心も体も大きい人なんだろうなー、、
って失礼か。なんかものすごく女芸人みたいな
おっきい人想像しちゃった。

｢今度アキちゃんに会ってよ！

Aにとってれおもアキちゃんも
"トクベツな存在"だから2人が仲良く
してくれたらめちゃめちゃ嬉しい！｣

"トクベツ"か、、
別にアキちゃんには興味無いけど
にこにこして言われたら断れるわけない。

『いーよ。今度3人で飯いこ。』

｢アキちゃんにLINEしてみる！！｣

こうしてアキちゃんとAと
3人で初めて会うことになった。

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