小悪魔と俺 (ページ36)

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"お風呂がわきました"
軽快な音楽と共にお風呂がわいたことを
知らせる

『お風呂わいたからはいってきて。
風邪ひかれたら困る。』

｢ A健康だから滅多に引かないよ。
それにれおだって寒かったでしょ、｣

『俺のことはいーの。
あーもういいからあったまってきて。
ゆっくり入ってきていいから。』

｢ありがとう｣

お風呂まで見送って棚をあさって
お目当てのものをみつける

『あった。』

数十分後にお風呂からあがってきたAに
見つけたものを差し出す。

『これ。』

｢え、なにこれ。｣

『見てわかんない？鍵だけど。』

｢どこの？｣

『ここの。』

｢なんで？｣

『また俺に会いたいって思ったら勝手に
来てくれていーから。連絡もいらないし
いつ来てもいーよ。だから、合鍵。』

｢、、いーの？｣

『うん。』

｢ありがとれお！！｣

勢いよく飛びついてくるAによろけそうに
なるけどちゃんと抱きとめてやる。

『はやく髪乾かしてきて。』

付き合ってないのに合鍵なんて、とは
思ったけど嬉しそうにさっそく自分の
キーケースにつけてるとこをみて自然とニヤける顔。

それが俺がこの小悪魔に合鍵を渡すきっかけ。

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