小悪魔と俺 (ページ29)

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俺も一応映画とか出させてもらってたし
忙しくて中々会えずにいたそんなある日
高校の友達からの1本の電話。

『おー玲於。金曜あいてる？
集まろって』

『あー金曜。たぶんいけるわ。
誰来んの？』

『金曜は男だけ。
おれとー○○とー、』

あーそのめんつならいいかな

『あ、A連れてってもいい？』

『 A？みんな知ってるし全然いいけど、
あれ玲於ってAと仲良かったっけ？

あ、たしかこの前んときAと玲於
一緒にいなくなったような、、まさか！』

『いやいや、別になんもねーよ、"まだ"』

『おい、俺らのアイドルに手出すなよ！！』

『あいつってやっぱ人気なの』

『人気だから！
定期的に高校のめんつが集まってるのも
A目当てのやつがいるとか、、？』

『ふーん。まあ連れてくわ』

なんて予定も聞いてないけどこの前の集まり
あんなんなっちゃったしAと会える口実にも
なるしと誘ってみたらよかった、大丈夫で。

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当日Aと待ち合わせして指定のお店へつく。

中に入れば俺ら以外はもう集まっていて、

『おつかれー』

｢こんばんは！｣

さ、座ってって早速Aのことしか
視界に入ってない同級生たち。
ちょっとは俺にも気使えよ。

『 Aオレン、』

友人『 Aちゃんお酒飲めなかったよね？
オレンジジュースでよかったかな！？』

｢覚えててくれたのー？
ありがとう！！｣

俺が言おうとしたのに。
どうせお前らのほーがいままで
会う機会多かったよな。

高校のときだっていろんなイベントごと
一緒に過ごしてきただろうし。

俺は仕事で参加できなかったけどな。

鼻の下伸ばすよな、気持ち悪い。
あーあー嫉妬するわ。

連れてきたの失敗したかな、って
思ったけどやっぱ俺も会いたかったし、
たのしそうな顔可愛いからいっか。

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