小悪魔と俺 (ページ11)

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『飲み会？』

｢そう、飲み会。｣

『お前酒のめねーじゃん』

｢飲めないけど全員参加なの｣

『この前の男もいんの？』

｢この前？誰だっけ？｣

『俺が迎えに行ったときにいた
あの背の高い、』

｢あー清水さんか！
もちろんいるよお、同じ会社だもん。｣

『絶対あいつの隣いくなよ』

｢そんな約束できないよー！
席なんてお店着いてからじゃないと
わかんないもん｣

『あと二次会も行かないこと』

｢それもわかんないってばー｣

『じゃあその日だけお腹痛くなって』

｢そんな嘘ついたら本当に痛くなっちゃう｣

『ならねーよ。
その日俺地方じゃん、
迎えいけないし行くのやめてよ』

｢その日はアキちゃん家に泊まるから
迎えいらないよー？｣

｢アキちゃん家？
んーまあそれならいいかあー、｣

アキちゃんてのはこいつの会社の同期の
の子で見た目も性格もAと正反対
なのに何故か2人は馬が合うみたい。

俺も何回か会ったことあるけど
仲良すぎて嫉妬するくらい
まあ一方的にAがベタベタしてるだけだけど

『とりあえず、帰るころ電話な。』

｢はーい。れおくんったら過保護
なんだからー｣

Aもう24なんだけどって
ぷくぅってまたほっぺふくらませてる

他の女がこんなぶりっこしたら
はっ倒してる自信あるわ、なんでこいつのは
こんなにも可愛く見えるんだろ。

｢ねえれお。Aもたまにはお酒のみたい｣

『俺といるときだけね。』

それにしても心配。
地方ロケなくなんねーかなあー、なんて。

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