一通のメール ページ11
れとsaid
千「なんでわかったと…!?」
ちらっと顔だけ出す二人を手招きする。
玲「気配かな」
祥「忍者かよw」
玲「小さか時は二人ともばらばらで動くけん目で追えんやったっちゃん。それで鍛えた。」
千「双子なんに…w」
玲「双子ばってん個々の人間やけん。」
祥「発言が親w」
玲「一応僕兄なんやけどね…w」
ひとしきり笑ってふっと沈黙が訪れると同時におもむろに千代が口を開く。
千「…大丈夫？」
何を、と言わないところに彼女の気遣いを感じて申し訳なくなる。
玲「ごめんね、大丈夫ばい」
祥「あー！もう！兄さんはすぐ謝る！謝る諦めるん
千「しょーちゃん、言いよーことすごか共感なんやけど
祥「…勢いで考えたwけど事実なんで兄さんは気を付けてくださーい」
玲「あ、はい…ごめ」
千「あー、言うた！罰ゲームなんやぁ！」
玲「反射的にごめんが出てくる体質なんや…」
これは気付かなかった。変な癖ついちゃってるな…
祥「すげぇ他人事んごと分析するばい…wって言うか、兄さん部屋に籠りすぎ。そげんずっと課題やっとったら精神的に死ぬぞ！」
千「そうそう！話しかけにくかし！」
玲「おぉ…わかった…」
二人に腕を引っ張られ部屋から強制的に出される。
今何時だ、とスマホの電源をつける。
［一次選考通過のお知らせ］
玲「…いちじせんこうつうかのおしらせ…」
祥&千「「…は…」」
一次選考？
通過？
つまり、
玲「オーディション通った…」
ってことだよね？
二次選考も、受けられるってことだよね？
祥「がちか…！」
千「え、うそ!?おめでとう！」
玲「いや、まだ二次あるけん。」
もうオーディションに受かったかのように喜ぶ二人を宥める。
千「よかと！ばってん兄しゃんが勇気ば出したことには変わりなかけん！」
祥「そうだそうだ！」
玲「…そうなのかな…あ、姉さんと母さんにも知らせておこう」
千「そうやなあ！」
祥「最近ばり皆でドキドキしとったんやけんw」
［オーディションの一次選考、通りました｜］
自分の手でそう打つとだんだん現実味がわいてくる。
そっか、僕、まだ少し期待してもいいんだ。
「踏み出す一歩が人生を変えるかもしれない」って、本当だったんだ…！
嬉しさを噛みしめながら、メールの送信ボタンを押した。
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すちくん推しかもしれないヤツ@にわかシクファミ(プロフ) - 椿姫さん» そうですよね…難しいなぁ… (2023年4月12日 22時) (
レス) id: 0bcbf23f36 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - 方言と標準の見分けがつかないから標準使ってる可能性はあるのか… (2023年4月12日 22時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - まあ、標準はあまり使いませんｗ けど、やっぱ使っていきたいし、次の世代も使って欲しいなあ (2023年4月12日 22時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
すちくん推しかもしれないヤツ@にわかシクファミ(プロフ) - 椿姫さん» 特徴的な方言があまり存在しないところの人間としては方言羨ましいなぁなんて思ってたりしますが、使わない方が多いんですね…。なくなるのは悲しい…布教するしかないのか…（？） (2023年4月12日 21時) (レス) id: 0bcbf23f36 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - やっぱそうなんや…。普通に使っとるけんわからん(笑) 今の博多弁って死語が多くて私が一番クラスで使ってるけどそこまで。いつかなくなりそうで悲しい… (2023年4月12日 20時) (レス) @page13 id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すちくん推しかもしれないヤツ@にわかシクファミ | 作成日時：2023年3月28日 18時
