そのモブキャラ、1級術師です。【ブルーロック×呪術廻戦】 (ページ4)

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episode2 ページ4

3日後…

遂に今日から任務が始まる。

伊地知さんに車でブルーロックの手前まで運転してもらった。
伊地知さんは大分疲れているのか目の下にはくっきりと隈が浮かんでいる。

また白髪野郎に振り回されているのだろう。

『…伊地知さん、お疲れ様です。』
と車内でポツリと呟くと伊地知さんは聞こえたのか頬が緩んでいた。

1時間後…

遂にブルーロックに着いた。
ブルーロックって結構都会にあるのかと思ってたけど案外山の中なんだな。
高専と一緒だ。あたしが初めて高専に行った時本当に東京なのかと思った。

伊地知さんがブルーロックの目の前で車を止めてくれた。

『ありがとうございます伊地知さん。帰る時気をつけて下さいね。ここ呪い多いので』
と言ってお辞儀すると伊地知さんが涙ぐんでいた。
そんなに嬉しかったのか。

「ありがとうございます。Aさんも御気をつけて。ここから先はブルーロックの管理人さんが案内して下さるそうです。」

では、ご武運を。と付け足して伊地知さんは車に乗り去っていった。
直後、後ろにヒリっと気配を感じた。

バッと振り向くとそこには茶髪？の20代位の女性とキノコみたいな髪型の細身の男性が立っていた。

「わ、反応早いね。君ホントに戦闘のスペシャリストなんだ。あ、AAで合ってる？」

とキノコの男性が口を開いた。

『管理人さんでしたか。はい。私がAですよ。選手達に危害を加える者を亡き者にする人間です』
アハハと愛想良く笑うと二人がブルっと震えた気がした。

『そちらも名乗って頂けますか？』

「ああ、俺は絵心甚八。絵心でいーよ」
「私は帝襟アンリです。お好きなように呼んで下さい。」

絵心甚八さんと帝襟アンリさんか。
絵心さん呪い集めてそうだなー。今度監視しよ。

『絵心さんと帝襟さんですね。分かりました、よろしくお願いします。』
とお辞儀をしてブルーロックの施設内に向かい始めた。