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episode17 ページ21

さて、今日も警備と雑用の両立である。


やる気を出すため伸びをした。
その途端


『………あへ?』

足から急に力が抜け、床に座り込んでしまった。
結構な勢いで座り込んでしまった為、膝をぶつけてかなり痛い。


おかしい。


今までのあたしならこんなことはなかったはず…。



『…疲労?』


最近変わったことなんてそれ以外思いつかないし、確かに体重も減っている。
食生活とかも変わってないし、呪霊は…減ってるから運動量はむしろ減っていると言える。



「あの、大丈夫…か?」


低い聞いたことのない声が聴こえてきてそちらの方に目を向ける。
目を向けると、ちょっと強面な感じのオレンジ色の頭のやつがこっちを見ていた。


…そういえば座りっぱなしだった。


『あぁ、大丈夫ですよ。ごめんなさい。』


にっこり営業スマイルで言うとオレンジ頭は無言で手を出してきたので、遠慮なく手を借りて立ち上がった。


『あー腹減ったー。』


「食堂行くのか?奇遇だな。」


『君も?じゃ一緒に行こ。』



話してみるとそいつは結構話しやすかった。
変に気取らないし。
女性へのリスペクトが心の底にあるな。


初対面でいいヤツオーラが漂っていたもんな。


話しているうちにわかったのは、そいつは國神という名前だということだった。


食堂につくまではあっという間で、あたしと國神はそのままご飯を食べた。



久しぶりに、ものすごく楽しかった気がして、頬が少し、緩んでしまった。

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作者名:メレンゲドール | 作成日時:2023年10月8日 21時

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