episode1 ページ3
A視点
「と言うわけでー!Aには重大な長期任務に行ってもらいまーす‼」
このクソ目隠しを殴りたい。と切実に思った。
大事な話があるからと言っていたので聞いてみれば上のおちゃらけた言葉が出てきて本当に綺麗な顔面を蜂の巣にしてやりたくなった。
『生徒に任務押し付けてる暇あんなら自分で行って下さいよ』
と言ったら「やー僕の年齢じゃ無理っしょー。」とケラケラ笑いながら返された。
そうだ、此奴アラサーだった。
場所はブルーロックというところらしい。
なんかサッカーのストライカーの日本一を生み出すために態々執り行うらしい。
そこで脱落すると将来サッカー選手日本代表には成れないそうだ。
『未来掛かってるデスゲームみたいですね。』
呪いじゃんじゃん増える事するなよフットボール連合さんよ。
『てか、なんでそれであたしらが護衛することになるんですか?』
と苛立ちを含みながら馬鹿目隠しに聞くと、聞く?面白いよー。とヘラヘラしながら話し始めた。
事の経緯を纏めるとこうだ。
フットボール協会の人達がブルーロックを廃校に建てようとする。
それを呪術界の方々が止める。
「で『それを無視してブルーロック建てたらじゃんじゃん呪いの被害出て縋ってきた…ってことですか?』あったりー!Aは勘がいいねー!」
いや誰でも分かるわ。
ていうか本当に馬鹿なのか?フットボール協会というやつは。
…否、信じるほうが可笑しいな。世間の呪いの見方なんてそんなモンだ。
『で、何時からなんですか?その任務。』
と言うと明後日からだよー。という返答が帰ってきて柊乃祷琴で刺したくなった。
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作者名:メレンゲドール | 作成日時:2023年10月8日 21時