▽17話 ページ18
『お客様、無いものは無いんですよ。お帰り願います。』
掴んでいる手に力を込めて立花は言う
男は顔を歪ませ店長を掴んでいた手を離した
それを確認して、立花も手を離す
『申し訳ございませんが、別のお店に行ってください……それと、取り扱ったとしても、うちでは未成年にお酒は売りませんよ』
顔を見てハッキリと主張した立花
「てめぇ…ぶっころされてぇのか」
自分達に逆らって来たやつがコレまで居なかったのだろう、男達は怒りをあらわにした
『店長ー、警察呼びましたー?』
そんな殺伐とした空気の中で突然軽い声が飛んだ
「え?あ、うん、よ、呼んだよ」
立花のアドリブに合わせて店長は返事する
"警察"という言葉が出るとは思わなかったのか、それを聞いた男達は
「ちっ、クソが。顔覚えたからな」
立花を指さしてそう吐き捨て、店から出ていった
.
『…はぁ、怖かったー』
その場に座り込んでため息を漏らす
「Aちゃん、大丈夫なの?最後、あんな事言って」
店長が心配した表情を立花に向ける
『大丈夫ですよ!いざとなったらどうにかします』
笑いながら返事をする立花
この男達がのちに、立花の脅威となるのは誰も知らない
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作者名:HAL | 作成日時:2019年10月19日 19時