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22. ページ7

林遣都side





今何て…?





「今日は当たって砕けに来た。」





そういうとつまみに手を伸ばし
立ち上がればリビングの冷蔵庫から
新しい缶を持ってきた。





俺は固まったまま鼓動だけが早まる。
Aが俺を?
え、いつから?そんな素振りなかったはず。





「まあ、忘れて。私も普通に接するかr『いつから?』…え?」






頭の整理がつかないけど
とりあえず聞いてみた。






「んー、何年も前から?」





え、そんな前から?





林『え、そんな風に見えんかった。』





「だってそんな風に見せてなかったもん。」





…そういう所が完璧主義の女優。
だけど、心の中では沢山の葛藤と
戦ってきたはず。



強がりの弱虫だから放っておけない。
俺も人たらしって壮亮に言われたけど
きっとAも大概の人たらし。





『……俺も好きって言ったらどうするん…?』





「んー、分からん。」





『分からん、か…。』





「分からんやん?そうなってないから。」





ハイローの時のように睫毛に影を落とし
伏し目がちに笑う姿に
俺はこのタイミングを逃せば次はないと
思った。





『………俺も好き、です…うん…。』





照れが強すぎて格好良くは言えなかった。
俺も照れをアルコールで飲み干した。





「…え、え?」



林『…何。(笑)』





照れ笑いのような笑い方をしながら
問い掛けた。





「待って、こんな事ある?え、何年も前からずっと望んでた事が…」





俺を見たAからポロポロと涙が溢れた。
こんなに綺麗な目をしてたんだ。
こんな綺麗な涙を君は我慢してたの?





林『それはちょっと照れ臭いわ。(笑)』





綺麗な君に見惚れてしまう前に
強く抱き締めた。
役柄や友情なんかじゃない。



一人の男として。

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設定タグ:林遣都 , 池松壮亮 , 田中圭   
作品ジャンル:タレント
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作者名:まいまい | 作成日時:2018年6月11日 23時

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