救世主登場 ページ4
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どうしよう。本当に知り合いが居ない無理。
誰か助けて………牧様連れてきちゃダメ?
あ、ダメですかそうですか…………。
2軍担当で来る頻度はそんなに多くないけれど、少なくともホームであることは間違いない。
けどいつも利用してるサロンとは別だし、ベンチは三塁側だし、周りにいるのは普段目にする事が少ないセ・リーグの皆さん。
心細いったらありゃしない。
もちろん誘導してるのは知ってるスタッフさんだけど、今から絡みに行くのはみーんな知らない人。
メンタル死にそ……。
「あ、滝川さんやん。何してるん?」
「…………ん??
哲人さん!!!!!」
Ys1「うるさ 笑」
「救世主!!助けてください!!!」
Ys1「どうしたん?迷った?」
「迷うわけないでしょ!
違いますよ!仕事です仕事!
セ・リーグのリポートしてくださいって仕事なんです。でも知り合い全然いなくてリポートどころじゃないし……。
しかも、えっ誰?みたいな視線感じるしとても居心地が……」
Ys1「じゃあ俺からインタビューする?
俺ならいけるやろ」
「いけますよろしくお願いします」
Ys1「ついでにムネもインタビューしたって」
「ムネ…………?
あ、村上さんか」
Ys1「ん。じゃあ改めてこいつがムネな」
Ys55「あ、どうも。村上宗隆です」
「ご丁寧にありがとうございます……!
ソフトバンクホークス オフィシャルリポーターの滝川Aです」
Ys1「かたいなぁ〜〜笑」
唯一の知り合いの哲人さんが声をかけてくれたおかげで、何とか仕事ができそう。救世主だ。
村上さんも連れてきてくれたのでインタビューの流れも作れそうだし。
というか村上さん大っきいなぁ。
哲人さんも大きいけどそれ以上。
多分ギータさんくらい大きいよね。
見上げる角度が同じくらいな気がする。首痛い。
「じゃあ早速哲人さんからいきましょう!
すみません、カメラお願いします。
えっ!もう撮ってる!?嘘でしょ!?
ダメです、ちゃんと今までのはカットしてください!!!」
Ys1「相変わらず騒がしいなぁ」
Ys55(元気な人やなぁ………)
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作者名:ミックーリ | 作成日時:2023年4月1日 1時