信頼して言ってます ページ3
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「明日オールスターですねぇ〜」
「そうだねぇ〜」
「和子さんもですよね?」
「一日目だけね。二日目はお留守番」
「えぇ!?松山行かないんですか!?」
「うん。そこでAちゃんにお願いです」
「……………ちょっと待って」
「私の代わりに松山に行ってきてください!」
「飛行機のチケット取ってないです!!!無理ですね行けませんね!!」
「ちゃんと球団が取ってます!」
「……………………………」
「あと明日は筑後じゃなくてここに来てください。
許可もらってるので、セ・リーグのベンチのリポートしてください!」
「…………………………ナニイッテルンデスカ」
「セ・リーグベンチのリポートのお仕事です」
「……ただでさえ筑後担当で知り合いほぼ居ないのに!?
しかも人見知りですよ私!?無茶すぎますってば!!!」
「Aちゃんならできるよ。最初もそう言いつつちゃんとリポーターこなしてたし。
Aちゃんのリポート力を信頼して任せてるの。
松山ではうちの選手たちのリポートしてもらえればいいから!お願いします!」
「……………分かりました」
荷が重すぎる。
せめて…………!せめてパ・リーグの別球団なら!
W由伸とか同級生だし!色々話も聞きやすい先輩多いし!
「どうしよう………。明日起きれるかな…………」
むしろ眠れないかもしれない。
明日コンディション不良の可能性全然あるし、それはそれで失礼だし。
なぁんで翔さん居ないんだろ………。
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作者名:ミックーリ | 作成日時:2023年4月1日 1時