３２、ニノの家で２ ページ33
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「・・・ニノ・・・酔ってる？」
ニノ「酔ってるフリでもしないと、家に来なかっただろ？二人きりで話したかったんだよ。さっきは邪魔が入っちゃったしね。」
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段々近づいてくるニノが怖くて、初めて見せるその顔にとまどって
言葉が何も浮かばない。
つい後ずさりして、キッチンの壁にぶつかる。
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『じゃぁ、話そうか』
智君の声が聞こえて、そのまま口にする。
「じゃ・・・話そうか。」
ニノがピタっと止まって、頭をかいて、リビングへ向かった。
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ニノ「ごめん。なんか、急に迫ったりして、こっち来て座って。」
「・・・うん。」
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ニノ「リーダーさ、ここんとこずっと変で、なんでなんだって考えてたんだけど、
もしかして、別人なんじゃないかって考えたらスゲー納得がいって。笑っちゃう仮説なんだけどさ。
なんかあるならさ、話してくんねぇかな？ もう考えるの疲れちゃった。」
ちょっと切なそうなニノの顔を見て、私は、全てを話してしまおうと思った。
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そんな私を察した智君から、制止の言葉がかかる。
『・・・ダメだよ。話しちゃダメ。事故のせいだって言って？』
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そんな・・・こんな風に話してくれてるのに、どうして？
ニノはきっと、智君に隠し事されてるのが辛いんだよ？
思わず、智くんを見つめ、私は首を横に振る。
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『A、マジで、言わないで？』
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いつになく真剣な声で、
そんな辛そうな顔で、言わないでよ・・・
二人の間で・・・私は迷う。
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ニノ「リーダー、どうしたの？」
頭を抱えて、うつむく。
「ごめん・・・ 頭・・・痛くて。
・・・階段から転げ落ちて以来、なんかおかしいんだ。
・・・自分でも何が起こってるのか、よく分からなくて・・・
今日は帰るね、ごめん。」
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勢いよく立ちあがって、ニノの部屋を後にした。
エントランスを出るまで走ったけど、ニノが追って来る気配はなかった。
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外に出て、智君に言う。
「なんで、隠すの？ニノならきっと、聞いてくれたよ？」
智君は、そんな私の興奮した声とは対照的に、寂しそうに笑って言った。
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『だって、俺どうなるかわかんねぇじゃん。
・・・ニノに、引きとめられたら、辛いもん俺。それに・・・ニノだって辛いだろ？』
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kei(プロフ) - 潤也さん» 良かったらメアド交換しません？ (2013年2月26日 14時) (
レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 潤也さん» でも、春ってもうすぐよね？！近くだったらいいな〜^_^ 今年は国立申し込めるね！！ (2013年2月26日 14時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - arashio5さん» わ！コメ頂いていて、返信せず、申し訳ありません>_< 続編のお言葉ありがとうございます☆このお話、自分でも好きなので何か出来たらなぁと思うのですが(^^;;なかなか、、、コメ嬉しかったです！！ (2013年2月26日 10時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 潤也さん» ええっー！！お久しぶり☆おめでとー！！すごいねすごいね☆どの辺りに住むの？会えたらいいね！！ (2013年2月26日 10時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
潤也 - keiお久しぶりです(^o^)/潤也です!!この春から東京の大学に行くことになりました(^3^)/ (2013年2月25日 22時) (携帯から) (レス) id: ce0b980631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kei
