２７、海 ページ28
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『都内だと海見るって言うとここだよね。』
日も沈んでいて、薄暗くなって、人も居ない。
『一応夜景のメッカらしいよ？』
智くんが案内してくれた海は、都心からすぐの海。
浜辺はないけれど、波の音が心を静めてくれる。
潮の香りと、髪を通り抜けていく風が心地良かった。もう秋なのにちっとも寒くない。
『海とかさ、星とか見ると俺の悩みってちいせぇなって思うんだよね。ありきたりだけど。
船の上でさ、海と空に挟まれて、そんな時間過ごしてると、
都会の煩わしさを忘れて、いったん俺らしくリセット出来るんだよね。
もちろん魚を釣り上げるのも最高に楽しい瞬間なんだけど、だから釣りがやめらんないの。』
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智君なりに、なぐさめてくれてるんだよね？
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「・・・ふふ。それ分かるなぁ。 言ったでしょ？私アウトドア派だって。
学生時代は、キャンプ用品背負ってよく歩いたんだ。ジャングル探検もしたし。星空を眺めながら眠るのが大好きだった。」
『まじか！？いいなぁ。俺もやりてぇんだよ。』
「ふふ、楽しいよ！」
『あのさ、もしさ、お互い無事に元に戻れたら、キャンプとか連れてってよ？』
また、優しくふんわり・・・こんな私に笑ってくれるんだね。
もしかしたら、叶わないかも知れないけど・・・
それは考えないようにして・・・
「うん！智君と行ったら、すっごく楽しそう！じゃぁさ、私には釣り、教えてくれる？」
『あーいいねぇ。釣り具一式貸してあげるし。』
「まぁ、あれだけあれば余裕で貸せるよねぇ」
『え？あれ全部同じものじゃないからね？色々使い分けがあるだよ。海って言ったって、磯釣りもあれば〜』
.
.
たらればの話だけど、
そんな話をして、妄想を膨らませて、それだけでね・・・
楽しくって幸せな時間。
励ましてくれてありがとう。
って、釣りの話しをする智君を、笑顔で見つめてると、
視線がぶつかる。
『あ、なんか元気になったね？良かった』
そう言って見せてくれた智君のふんわり笑顔に、胸がギューっとなった。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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kei(プロフ) - 潤也さん» 良かったらメアド交換しません？ (2013年2月26日 14時) (
レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 潤也さん» でも、春ってもうすぐよね？！近くだったらいいな〜^_^ 今年は国立申し込めるね！！ (2013年2月26日 14時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - arashio5さん» わ！コメ頂いていて、返信せず、申し訳ありません>_< 続編のお言葉ありがとうございます☆このお話、自分でも好きなので何か出来たらなぁと思うのですが(^^;;なかなか、、、コメ嬉しかったです！！ (2013年2月26日 10時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 潤也さん» ええっー！！お久しぶり☆おめでとー！！すごいねすごいね☆どの辺りに住むの？会えたらいいね！！ (2013年2月26日 10時) (レス) id: b2e860d713 (このIDを非表示/違反報告)
潤也 - keiお久しぶりです(^o^)/潤也です!!この春から東京の大学に行くことになりました(^3^)/ (2013年2月25日 22時) (携帯から) (レス) id: ce0b980631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kei
