knock6 ページ7
母「あら！夏目君じゃないの！まぁまぁ、今日もご親切にうちのAを家まで届けてくださって♪」
夏目「いエ、夜道にか弱い女の子を放り出す訳には行かないのデ♪でハ、ボクはこれデ」
母「あら、もう帰っちゃうの？うちで夕飯でも食べていったら？」
夏目「ボクの家のマミィガ、待ってますかラ」
「ほらっ、お母さん！夏目が困ってるから早く家の中入って！」
これもお決まりのパターン
お母さんに勘違いされ、挙句の果てには夏目に夕飯まですすめる...
お母さんをなんとか家に押し込む事が出来た
「はぁ...毎回ごめんね？」
夏目「良いんダ、君の家のマミィも良い人だと知っているからネ」
「ありがとね。それじゃあ...気をつけて」
夏目「うン、また明日。good night♪」
先が少し伸びた赤い髪をなびかせ
琥珀色の目を細めた彼は言葉にできないほど美しかった
ーnext dayー
陣「おーい、逆瀬...っお、いたいた」
「あ、はい何でしょう？」
陣「仕事のことでちょっと話があるから、今から職員室に来れるか？」
「分かりました」
という訳で私は先生と一緒に職員室に行くことに
「それで...話というのは？」
陣「あぁ、今度うちの学校で学院祭があるだろ？あの事なんだけど...」
先生が言うには今度の学院祭でミスターコン的なのをやるらしいんだけど、このアイドルばかりがいる学院で顔にランクをつけるのは少々問題があるとのこと...
陣「それで、ミスコンにすればいいんじゃないのー？って話」
「うーん？えっと、はい？もう一度お願いできます？」
陣「だから、女装させればいいんじゃないのってこと」
「なんでそうなるんです！？」
陣「まぁまぁ、何はともあれその運営をお前に任せることにしたから」
はい、よろしくー、なんて軽く渡される企画書
目を通して見ると意外と計画的に作られている
これは絶対陣先生の作ったものじゃない...
「先生、これは誰が作ったんですか？」
陣「えっと確か天祥院だったかな？」
英智先輩...これは言われなくてもわかる
敬人先輩を巻き込めと...
私の頭の中で英智先輩が微笑んでいる姿が嫌な程に浮かんでくる
「はぁ...分かりました。とりあえず、英智先輩に詳しいことを伺っておきますので」
陣「ん、あとは頼んだぞ〜」
授業が始まるまで少し時間があったので、その足で3-Aへと向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋桃 | 作成日時：2020年1月16日 9時
