まるでショートケーキじゃん1 ページ8
?「ねぇ、美沙!!あれ、菊池くんじゃない?」
クリスマス当日。友達と一緒に見たのは中学の時同じ塾だった菊池風磨くん。
美沙「ほんとだ……菊池くんだ…」
そこにいるのは中学の時の面影を残しつつすごくかっこよくなってた菊池くんだった。
一緒にいた3人の友達がキャッキャしてる。
?「話しかけてきたら?今1人っぽいよ?」
?「めっちゃかっこいい人じゃん!!」
?「美沙、中学の時から好きなんでしょ??」
美沙「ちょ、それ言わないで!!」
実は……中学で虐められてた私に優しくしてくれて……私はその時から菊池くんのことが好き。
この気持ちは高校に行ってからも絶対変わらなかった。
?「美沙、ちょー可愛いから大丈夫!!行けるって!行ってきな!!」
ドンッと友達に背中を押されて菊池くんの方に向かわされる。
美沙「え、もう……」
すぐ側の陰にニヤニヤしながら隠れた友達を横目に少しずつ菊池くんに近寄った。
確かに……このチャンスを逃したら菊池くんにもう会えなくなるかもしれない。
段々菊池くんに近づいた時、ふと菊池くんの顔がこっちに向いた。
?「え?美沙の方向いてない?!」
?「ほんとだっ!!もしかして菊池くんも美沙のこと好きなんじゃ!!」
?「きゃーーーー!!」
確かにずっとこっちを見てる……もしかして私に気づいてる?覚えてくれてた?
じっと見つめ返すとだんだん菊池くん頬が緩みふにゃっとした顔を見せる。
?「え、完璧に脈アリじゃん。」
?「いいなぁ、美沙。彼氏持ちかぁ……」
少し期待感を膨らませ、菊池くん。と呼ぼうとしたその時だった。
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作者名:薔桜 | 作成日時:2021年8月22日 20時