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なんだかんだ言って続いてる、菊池との《人と話す練習》。
その練習のおかげかクラスの中で話すことが出来る友達も少しずつ増えた。
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今日も残って菊池くんと会話の練習をする。
風磨「神田、だいぶ話せるようになったじゃん。」
さくら「全部菊池くんのおかげだよ。そういえばいつまでこれやるの??」
そう聞くと、うーーんっと悩み始めた菊池くん。
風磨「……そろそろ終わるか。」
さくら「え?」
まさかの発言にびっくりする。
風磨「もうすぐ二学期終わるし?クリスマスだし?あいつに告ってクリスマスデートに誘えよ。」
そんな計画あったんだ……と思うと同時に、菊池くんと話す関係が無くなるんだって思ってしまうのはなんでだろう。
風磨「大丈夫、神田なら行けるよ。」
そう言っていつも通りご褒美の頭ポンポンをしてくれる。
さくら「……ありがとう。頑張るね。」
風磨「ん。」
帰っていく菊池くんをみて、何故か、、、話すのが下手になれば良かったと思ってしまう自分がいた。
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作者名:薔桜 | 作成日時:2021年8月22日 20時