中島さんちの姫ちゃんと菊池くんちの王子くん

４５−王子くんパパ ページ45

・風磨side




風磨「おーい！焼けたぞー♪子どもたち、集合！」




掛け声に、隣の庭から走ってくる子どもたち&マリウス(笑)




風磨「コンロの前に並べー！」


姫王子「はーい♪」




ｸﾊｯ(笑)


素直で可愛すぎる///





風磨「じゃあ、生まれた順番に配るから整列！」


美姫「ゆまくんパパ、私は最後でいいです」


風磨「今日は、大きい順って決めたの！美姫ちゃん、遠慮しないでちゃんともらっていいんだよ！」




中島から、相談って言えば大げさだけど



美姫ちゃんが、遠慮ばっかで、言いたい事とか我慢して無理してんじゃないかって話を聞いた




だから、美姫ちゃんにも意思を伝えるのは大事なことって、教えてあげたくて




生まれた順番とか、かなり無理矢理だけど(汗)





風磨「どれ食べたい？」


美姫「ウインナーと玉ねぎとキャベツと………焼きそば」


風磨「肉いらねぇの？」


美姫「歯につまるから…好きじゃないです」


風磨「美姫ちゃん、そんな理由で(笑)」


美姫「ゆまくんパパ笑わないで(怒)」





おっ、感情を出してくれた♪



チラッと中島を見ると、嬉しそうに俺を見た





風磨「ごめんごめん！じゃあ、美姫ちゃんの分ね♪」


美姫「ありがとうございます」


風磨「どういたしまして！ほい、次は優磨」





優磨は、とにかく肉、肉、肉！




俺の息子だもん！


肉食じゃないはずがない(笑)





風磨「次は、真姫ちゃんね♪」





秀磨は、生まれた時は日付が変わってたから、真姫ちゃんの次の日が誕生日




時間的には、数時間の差なんだけどさ




真姫ちゃんは、この差にこだわってるから




”私の方が１日お姉さん”って




真姫「１つずつ、全部ください！」


風磨「真姫ちゃん、食欲旺盛だね〜」


真姫「お腹ペコペコなの」


風磨「そっか(笑)しっかり食べてね」




真姫ちゃんは、いつでも自己主張がしっかり出来る



こりゃ、中島が美姫ちゃんを心配するわけだ




風磨「最後は秀磨！お待たせ、何食べる？」


秀磨「真姫ちゃんと同じ！」




秀磨！


お前に、自己主張はないのか！！






風磨「自分の食べたいの無いの？」


秀磨「真姫ちゃんとお揃いがいいんだもん！」





ん………そうでした、そうでした…



お前は、真姫ちゃんにゾッコンでしたね(苦笑)




・

４６−姫ちゃんパパ→←４４−姫ちゃんパパ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す