中島さんちの姫ちゃんと菊池くんちの王子くん

２５−姫ちゃんママ ページ25

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健人「って事は、美姫がお姉ちゃんになるんだね♪」


美耶「そうだよ♪」


健人「美姫ー、おいでー！」






健人は美姫を呼んで、もう一度膝の上に座らせた




健人「美姫、大事なお話しだよ」


美姫「だいじ？」


健人「そう！美姫はお姉ちゃんになるんだよ！」


美姫「おねえちゃんになるの？」


美耶「まだ、わからないよね(笑)」


健人「ママのお腹にベビちゃんがいるの！美姫の妹か弟だよ(ﾆｺｯ」


美姫「ベビちゃん？」


健人「そう、ベビちゃん！だから、美姫はこのまま優しい姫に育って、ベビちゃんに優しくしてあげるんだよ」


美耶「健人、美姫にはまだ難しいよ(苦笑)」





目に見えない存在に優しくって言われたら戸惑うよね





美姫「みき、ベビちゃんにやさしくする！」


美耶「美姫、わかるの！？」


健人「美姫は、俺と美耶に似て賢いから」





って、健人が絵本の表紙を私に見せた





本のタイトルは『おねえさんになるひ』





美耶「その本、どうしたの？」


健人「本屋で、タイトルに惹かれて、本をめくったら中身にも惹かれてさ♪」


美耶「ベビちゃんが来るの分かってたみたい」


健人「きっと、引き寄せられたんだろうね」






健人が、またお腹を撫でたら


美姫も同じように撫でてくれた





健人「ベビちゃんに会えるの、パパもママもネェネも待ってるよ」


美姫「ネェネ？」


健人「美姫がお姉ちゃんだから、ネェネだよ！」


美耶「でも、まだしばらくは美姫がパパとママを独り占め出来るから、美姫は美姫でいいんだよ」






もう少し、３人の時間をゆっくり過ごそうね




美耶「ねっ、健人♪」


健人「そうだね！」




美姫の両頬に、健人と私で同時にキスをしたら



美姫「くすぐったい！(笑)」




嬉しそうな美姫に癒される、パパとママ



美姫の頭上でキスしました///




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