オレンジ３-Kento＆Fuma-

１６話-4 健人side ページ10

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健人「ごちそうさまでした♪」



手を合わせておじぎして



空になった食器をシンクに運んだ




健人「お礼に洗い物、手伝うよ！そっちの３人も食べたら持ってきて」


A「洗い物はいいよ！それよりも、明日の学校や仕事があるから、マリちゃん達を送ってあげて？」


風磨「中島、そうしろ！あとは、俺とAでやるから」


健人「確かに、これから３人送れば遅くなるし…言葉に甘えよっかな」





気持ちは、もう少し居たいんだけどね





健人「みんな、帰るよ！」


マリ「はーい♪Aちゃんの家に来れて嬉しかったよ！ありがとう！」


A「また、来てね♪」


聡「俺も、また来ていいですか？」


A「聡くん、待ってるね！次は歌詞しりとりに参加出来るように、勉強しとくから♪」


風磨「いや、もう来なくて大丈夫です！」


聡・マリ「風磨くんのケチ！」


風磨「ぁあ(睨)！？」


マリ「聡ちゃん逃げよう！」




風磨は、逃げる二人を追いかけて一緒に下りて行った





勝利「Aさん、今日はありがとう！」


A「どういたしまして♪勝利くんも、また来てね(ﾆｺｯ」




勝利も一礼して、出て行った





健人「食い散らかして帰るなんて、本当にごめんね」


A「大丈夫！それよりも、運転気を付けて！」


健人「ありがとう♪Aちゃん」


A「こちらこそ、ありがとう」





-ｷﾞｭ





A「健…人くん///」





それはもう衝動的




フワッと微笑むAちゃんを抱き締めずにはいられなかった





健人「メールする」




耳元で呟いて




体を離した




健人「じゃあまた」


A「気を付けてね」






後ろ髪を引かれる思いで



部屋を後にした




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