22話-4 貴女side ページ46
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今日は、行き当たりばったりで、公園に寄ったり
港の海岸を歩いたり
夕飯は、飛び込みで入った小さな洋食屋さんで
美味しいパスタを食べた
健人「そろそろ、帰ろうか!」
A「さすがに、疲れちゃったね!健人くんも、仕事終わりで長距離運転で大変だったでしょ?」
健人「俺は、楽しかったから疲れる暇無かったよ(笑)」
A「健人くん、初のミステリーツアーデート、楽しかったよ(笑)本当にありがとう!」
健人「また、ミステリーツアーデートしようね♪」
A「うん!約束!」
いつものコンビニ近くのパーキングに車を停めて
部屋に戻った
鍵を開けてドアを開いたら
風磨「A、おかえり…」
風磨くんの声がして、体が固まった
私は、慌てて健人くんの顔を見た
健人くんも、顔が強ばってる
風磨「中島も一緒だろ?早く入って来いよ…」
その声は、決して荒くは無いのに
酷く低くて冷たい声
私の知らない風磨くんの声で
会ったら言わなきゃいけない言葉があったのに
一つも出て来ない
健人「Aちゃん、とりあえず入ろう」
そう言って、私の手を強く握りしめて部屋にあがった
ダイニングの電気を点けようとしたら
風磨「点けるな……このままでいいから……」
電気のスイッチから、手を離した
風磨くんは、この暗い部屋にどれぐらいいたんだろう?
もう全てに気付いたから、電気も点けずにこの暗い部屋に居たんだよね
謝らなきゃいけないのに、やっぱり口を開けなくて
この沈黙が、隣の部屋から漏れて入る月の明かりで不気味に感じる
健人「風磨ごめん!俺が悪いんだ!Aちゃんは、何も悪くないから、責めるなら俺を責めろ!」
沈黙を破ったのは、健人くんだった
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ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、私も終わってしまうのは、とても淋しいです(T_T)でも、また新しい作品を書いていきますので、是非読んで頂けると嬉しいです!オレンジFINAL、もう少しお付き合いくださいね♪ (2014年7月20日 5時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋 - 結末はどうなるのかが、とても気になるけど最終章と聞いて終わって欲しくないなぁと少し残念な気持ちになりました。これからもヨシカさんの小説楽しみにしてます! (2014年7月19日 17時) (レス) id: 67b640a319 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - くみみさん» くみみさん、感想ありがとう(*´∀`)私の中の健人くんのイメージは、優しく微笑み守ってくれる(’-’*)くみみさんのお気に召して良かった〜(^^)次の移行で最終章ですが、素敵と言ってくれたくみみさんを裏切らないエンディングに出来たらいいなと思ってます! (2014年7月19日 15時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、感想ありがとう♪すごくありがたい言葉をもらって、本当に嬉しいです(*´-`)いよいよ、次の移行でオレンジは最終章です!最後まで満足してもらえるように頑張るので楽しんでもらえると嬉しいです(^^)/ (2014年7月19日 15時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
くみみ(プロフ) - 更新待ってましたー!!健人くんの大人な対応☆かっこよすぎます!風磨くん…。悲しいだろうなぁ。あぁー(>_<)涙が出ました。健人くんに守られてる彼女、幸せすぎます!本当に素敵なお話ですね。 (2014年7月18日 20時) (レス) id: cbb62a1f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨシカ | 作成日時:2014年7月5日 1時