20話-6 貴女side ページ36
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いつの間にか、健人くんのペースで
久しぶりに笑った
そしてドキドキさせられっぱなし
でも、仕事終わった足で来てくれた事を思い出した
A「健人くん、明日、学校は?」
健人「明日は、大学が午後からしかないから大丈夫」
A「だけど、少しは寝た方がいいよ」
健人「それなら、今夜は帰らない!いい?」
A「いい…けど…」
健人「なんかダメっぽい…(イジ」
A「ううん!私は、ソファーで寝るから、健人くんはベッドに寝る事!それが条件!」
健人「いや、俺がソファーでいいよ♪でも、もう少し話してたい」
A「講義中に眠たくなっちゃうよ(笑)」
健人「ギリギリまで、Aちゃんちで寝るから大丈夫(笑)」
そんなやり取りをしながら
心の中では
風磨くんが初めて泊まった日の事を思い出してた
あの日、私は風磨くんに好きって言った
シャワー浴びてる間に寝ちゃって
風磨くんは、私をベッドに運んでくれてた
まだ、健人くんの存在が近くにあるとも知らずに
あの日の事を思い出したら…
健人「今、風磨の事を考えてたでしょ」
両手で頬を挟まれて、健人くんの顔が正面にあった
A「どうして分かるの?」
健人「泣きそうな顔してる」
A「ごめんなさい…」
健人「謝らなくていいの!それより、今、Aちゃんが考えてた事を話して」
A「そんなの話せる」
健人「訳ないのは分かってる!でも、思い出しては風磨に悪いって、泣きたくなる思い出を一緒に共有して、乗り越えよう?」
A「それは、健人くんが聞きたくない事だってあるかもしれないよ?」
健人「それでもいいから」
A「だけど…」
健人「風磨から、Aちゃんを奪うんだ……それぐらいの覚悟は出来てる」
A「健人くん」
健人「そのたびに、Aちゃんが泣いて、後悔させたくないんだ、俺を選んだ事を…」
健人くんも、きっと不安なんだよね
だって、大事なメンバーだもん
風磨くんに話したら、健人くんと風磨くんも傷つけあっちゃう…
A「やっぱり」
健人「全部、受け止めるから…それだけは言わないで……」
私が言おうとした言葉
健人くんは分かったんだね
『やっぱり、やめた方がいいんじゃないかな、私たち』
To be continued…
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ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、私も終わってしまうのは、とても淋しいです(T_T)でも、また新しい作品を書いていきますので、是非読んで頂けると嬉しいです!オレンジFINAL、もう少しお付き合いくださいね♪ (2014年7月20日 5時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋 - 結末はどうなるのかが、とても気になるけど最終章と聞いて終わって欲しくないなぁと少し残念な気持ちになりました。これからもヨシカさんの小説楽しみにしてます! (2014年7月19日 17時) (レス) id: 67b640a319 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - くみみさん» くみみさん、感想ありがとう(*´∀`)私の中の健人くんのイメージは、優しく微笑み守ってくれる(’-’*)くみみさんのお気に召して良かった〜(^^)次の移行で最終章ですが、素敵と言ってくれたくみみさんを裏切らないエンディングに出来たらいいなと思ってます! (2014年7月19日 15時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、感想ありがとう♪すごくありがたい言葉をもらって、本当に嬉しいです(*´-`)いよいよ、次の移行でオレンジは最終章です!最後まで満足してもらえるように頑張るので楽しんでもらえると嬉しいです(^^)/ (2014年7月19日 15時) (レス) id: 35777715d6 (このIDを非表示/違反報告)
くみみ(プロフ) - 更新待ってましたー!!健人くんの大人な対応☆かっこよすぎます!風磨くん…。悲しいだろうなぁ。あぁー(>_<)涙が出ました。健人くんに守られてる彼女、幸せすぎます!本当に素敵なお話ですね。 (2014年7月18日 20時) (レス) id: cbb62a1f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨシカ | 作成日時:2014年7月5日 1時