１０話−4 健人side ページ9
・
朝から甘い時間を過ごして
Aと朝食
今朝は、クラ・ひた・パーン(笑)
少しでも柔らかいものなら、飲み込みやすいかな？って
俺の勝手な思い込みで(笑)
Aも、ゆっくり食べて飲み込めてた
体に栄養を取り込めたら、少しずつ体力もついて、元気を取り戻せるはず
健人「じゃあ、行ってくる」
A「いってらっしゃい」
健人「昼ご飯も少しずつでいいから、ちゃんと食べるんだよ！」
A「はい♪」
健人「もうひとつ」
A「ん？」
健人「会社に連絡して、中田さんからLINEとか来たら、それもスクショして送ってね♪」
A「わかった」
健人「いってきまーす」
Aを残して家を出る
昨日と同じ状況なのに
気持ちは全然違う
Aの愛を大いに感じて
自然に笑みすら溢れる
エントランスを出ると
「おはよう、中島くん」
！？
背中から声をかけられた
振り向かなくても誰かはわかる
でも、振り向かない訳にはいかなくて
振り返ると
中田「そんな怖い顔しないでよ(笑)」
健人「中田さん……何で、ここに？」
挨拶すら忘れて、質問を投げ掛ける
中田「笹野を、病み上がりに満員電車で通勤させるわけにはいかないからね、迎えに来た」
わざわざ、その為に早起きして
健人「Aは、熱が下がってないので、今日も休みます
だから、中田さん出勤して大丈夫です」
もう、とぼけるとか考える余裕なくて
とにかく、今はAと会わせたくなくて
この場から立ち去らせたかった
中田「それなら、なおさら顔を見ていかないと心配だな」
嘘！？
健人「今は、体がしんどいから、ゆっくりさせてやってください」
中田「上司として、指導係として、何よりも、愛する一人の女性として心配してるんだよ、中島くん」
なんか
怖い
すげぇ、怖い
顔は、優しい笑顔なのに
Aを愛しく想う気持ちを全面に出して
彼である俺に対して
動じずにぶつかってくる
中田「出勤前だから、長居はしないよ」
健人「いや……あのっ」
中田「仕事だろ？早く行った方がいいんじゃない？」
確かに、時間に余裕がある訳じゃない
でも、会わせたくない
中田「あっ、そうだ中島くん」
健人「はい！？」
中田「部屋は何号室？」
どうする俺？
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 214人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾖｼｶ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、久しぶりに健人くんとの時間！勝利くんさすがです！(笑)でも、まだ二人の仲は完全ではありません(T_T)次は、移行なので更新準備が出来たらお知らせしますね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (
レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ﾖｼｶ(プロフ) - 柚寿さん» 柚寿さん、夏と冬は身体に、春と秋は心に負担が来やすい季節(>_<)心だけは、壊れてしまわないように、ガス抜きしながら無理しないでくださいね(*´-`)遂に、ここも移行です♪もう少し準備に時間を頂きますが、お待ちくださいね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ﾖｼｶ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、久しぶりに健人くんと会えました(*´-`)でも、まだ二人の時間は……続きを待っていてくださいね(^^)/移行先で会いましょう(*´ω｀*) (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - は/// やっとまた少し距離が近づきましたね!!涙勝利くんグッジョブ！ (2014年10月29日 7時) (レス) id: 3e41de8662 (このIDを非表示/違反報告)
柚寿(プロフ) - ﾖｼｶさん» (続き) つい頑張りすぎちゃって、のんびりとかまったりとかできない時もあるけれど、ときには心をゆっくりさせてあげられる時間、つくらなきゃな…と思う今日この頃です。（*^_^*） (2014年10月29日 3時) (レス) id: 8fdea513c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾖｼｶ | 作成日時：2014年9月26日 8時
