16話−4 健人side ページ42
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さっきの二人の光景を
頭から消し去りたいのに離れなくて
別れを選んだ事を後悔しながら
角を曲がったとこで
勝利に名前を呼ばれて
視線を上げたら
目の前に、Aとジュンヤって人の後ろ姿
いや
今、あそこに合流するのは無理
って、思いつつも逃げ出すわけにもいかなくて…
ただ見つめるのは
俺が、後ろにいるって分かってるのに
振り向かないAの背中
歩きながらも、話しかけてくる勝利に答えて
ただいま合流
ジュンヤって人が、さっきのお礼と一緒に自己紹介してくれた
3人で会話が進んでる間も
Aは、俯いて一言も話さない
まだ、一度も俺の顔を見ないAの
どうしても、瞳の中に映りたい
じれったくて
でも、どう声をかけたら顔を上げてくれるか考えて
健人「笹野さん、お久しぶりです」
-バッ
俺から名字で呼ばれて驚いた顔で俺を見て
A「お久しぶりです」
小さく呟いて、お辞儀をした
その、変な雰囲気に勝利が何か察したのか
勝利「JUNYAさんも、レコーディングですか?」
話題を変えてくれた
准弥「いえ、まだ打ち合わせ段階で、もう少し先です」
勝利「そうなんだー!あっ、Aさん、JUNYAさんを見学に連れてってもいい?」
A「え?でも、迷惑じゃないかな?」
勝利「大丈夫だよ!ブース外に居るだけだから、ねっ!」
A「迷惑でなければ、JUNYAさんの勉強になるし…」
准弥「本当ですか!?ありがたいです」
勝利「そだ!健人くん、俺の水も切れたから買って来てもらっていい?JUNYAさんは、俺が連れて行くから、Aさんと一緒に頼んだよー」
健人「はぁ!?」
A「えっ?あっ、勝利くん?」
勝利「JUNYAさん行こうー!」
勝利が、無理矢理JUNYAさんの背中に回って
背中を押しながら前に歩き出した
少し進んだところで、こちらに振り返ってウインクしていった
残された俺とA
無言で見つめ合った
あの日以来の二人きり
なんか、恋したばかりの頃のようにドキドキした
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ヨシカ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、久しぶりに健人くんとの時間!勝利くんさすがです!(笑)でも、まだ二人の仲は完全ではありません(T_T)次は、移行なので更新準備が出来たらお知らせしますね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 柚寿さん» 柚寿さん、夏と冬は身体に、春と秋は心に負担が来やすい季節(>_<)心だけは、壊れてしまわないように、ガス抜きしながら無理しないでくださいね(*´-`)遂に、ここも移行です♪もう少し準備に時間を頂きますが、お待ちくださいね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、久しぶりに健人くんと会えました(*´-`)でも、まだ二人の時間は……続きを待っていてくださいね(^^)/移行先で会いましょう(*´ω`*) (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - は/// やっとまた少し距離が近づきましたね!!涙勝利くんグッジョブ! (2014年10月29日 7時) (レス) id: 3e41de8662 (このIDを非表示/違反報告)
柚寿(プロフ) - ヨシカさん» (続き) つい頑張りすぎちゃって、のんびりとかまったりとかできない時もあるけれど、ときには心をゆっくりさせてあげられる時間、つくらなきゃな…と思う今日この頃です。(*^_^*) (2014年10月29日 3時) (レス) id: 8fdea513c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨシカ | 作成日時:2014年9月26日 8時