16話−1 健人side ページ39
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背の高い人から見えないように
そして、Aかもしれない人に姿が見えないように
その人が、現れるのを待つこと2分
-カッカッカッカッカッ
ヒールで走って来る足音と
A「准弥さん!ごめんなさい……ハァハァハァ…私、准弥さんが初めてここに来た事、うっかりしてて」
Aの声
やっぱり、Aだったんだ!
久しぶりに聞くAの声に胸が跳ねる
准弥「俺も、自販機すぐに見つけられると思って、戻らずにつき進んだから(苦笑)」
A「でも、これは明らかに私のミスで、准弥さん本当にごめんなさい」
あの、背の高い人、ジュンヤって言うんだ
それよりも、ここからじゃAの顔が見えない
Aの視界に入らないように、なんとか立ち位置を変えた
横顔だけど
2か月ぶりに見るAの顔
顔色いいみたい
良かった……元気そうで!
准弥「そんなに謝らないでよ!俺が買いに行くって言ったし」
A「それでもやっぱり、っん!」
ジュンヤって人が、Aの唇の前に人差し指を立てて、そっと指で触れた
健人「(なっ!?)」
ヤベッ
つい、小声が漏れてしまう
Aも、黙りこんだ
准弥「A、シーっ……
俺からのお礼だったから、カッコつけさせて欲しかったんだよ(ニコッ」
A「准弥さん……わかりましたから、指///」
Aが、照れて頬を赤らめて
ジュンヤって人の指を押し返した
准弥「迎えに来てもらった時点で、もうカッコよくないけどね(笑)」
A「………そんなこと///部屋に戻りましょう!」
照れながら振り返ったAの横に、ジュンヤって人は並んで歩き始めた
少し、足音が遠ざかって
物陰から飛び出して、二人の背中を見つめる
健人「何………今の(イラッ」
『A』って、呼び捨てしてたし
Aの唇に指で触れた
Aも、頬を赤らめたりして
俺がいるのに、何やってんだよ!
あっ…………違っ…
もう、Aは俺の彼女じゃないから
Aが、どんな恋愛をしようと
隣に誰がいようと
口を出せる存在じゃないんだ……
健人「Aの…あんな姿見たくて、別れたんじゃねぇのに…」
Aたちが角を曲がるのを確認して
ゆっくりとレコーディング室へ向かった
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ヨシカ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん、久しぶりに健人くんとの時間!勝利くんさすがです!(笑)でも、まだ二人の仲は完全ではありません(T_T)次は、移行なので更新準備が出来たらお知らせしますね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 柚寿さん» 柚寿さん、夏と冬は身体に、春と秋は心に負担が来やすい季節(>_<)心だけは、壊れてしまわないように、ガス抜きしながら無理しないでくださいね(*´-`)遂に、ここも移行です♪もう少し準備に時間を頂きますが、お待ちくださいね(^^)/ (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ヨシカ(プロフ) - 夏恋さん» 夏恋さん、久しぶりに健人くんと会えました(*´-`)でも、まだ二人の時間は……続きを待っていてくださいね(^^)/移行先で会いましょう(*´ω`*) (2014年10月29日 11時) (レス) id: aef80ce12b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - は/// やっとまた少し距離が近づきましたね!!涙勝利くんグッジョブ! (2014年10月29日 7時) (レス) id: 3e41de8662 (このIDを非表示/違反報告)
柚寿(プロフ) - ヨシカさん» (続き) つい頑張りすぎちゃって、のんびりとかまったりとかできない時もあるけれど、ときには心をゆっくりさせてあげられる時間、つくらなきゃな…と思う今日この頃です。(*^_^*) (2014年10月29日 3時) (レス) id: 8fdea513c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨシカ | 作成日時:2014年9月26日 8時