オレンジ リターンズ２ Kento.N

１５話−7 健人side ページ38

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カレンダーを見て、ふと思う




健人「もう、あの日から２ヶ月経ったんだ…」




でも、想いはますます増すばかり





「次は、風磨くんのパート録るから」


風磨「はい」




勝利がブースから出て来て、風磨が中に入る




健人「喉渇いたから、水、買い足してくるわ」


勝利「オッケー」





部屋を出て廊下を歩いてたら



目の前に、背の高い人が歩いてた




なんか、キョロキョロして挙動不審





健人「あのー………どうかしたんですか？」




危険人物かもしれないから、とりあえず距離を置いて声をかけてみる





准弥「実は、今日初めて来て、飲み物を買いに部屋を出たのはいいんですけど

自販機の場所わからない上に、部屋にも戻れなくて(苦笑)」


健人「あぁー、なるほどです(笑)」





眼鏡かけて、地味目にしてるけど


イケメンなのがよくわかる


声も、いい声だし


笑顔が可愛いなんて、思ってしまった





健人「俺も、自販機に向かってたので案内しますよ」


准弥「助かります」





自販機の前に着いて、背の高い人はカフェオレとブラックコーヒーを買った




俺も水を買って




健人「戻りましょうか？」


准弥「部屋がわからないので、部屋に待ってる方に電話してみます

ありがとうございました」


健人「そうですか？」


准弥「はい、助かりました」


健人「いえいえ、どうも」






その場を数歩進んで、背の高い人は思いもしない名前を口にした






准弥「Aさん、迷子で帰れない(苦笑)」





思わず振り返った




Aさん……って



Aの事？





この建物に居るの？





准弥「今、自販機の前で、戻り道をナビしてもらっていいですか？」





この人のあとに着いていったら




Aに会えるかもしれない




会って話せなくても、顔ぐらい見れるかも





准弥「じゃあ、ここで迎えを待ちます(笑)」




こっちに来るの？





思わず、物陰に隠れてAという名前の人が現れるのを待つことにした






to be continued…

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