オレンジ リターンズ２ Kento.N

１５話−5 貴女side ページ36

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翌朝、出勤して真っ先に中田さんに相談して、打ち合わせの許可をもらった




准弥さんに電話すると、たまたまうちのスタジオの側にいた




スタジオの控室の一室を使う事にして、すぐに向かった






急いで向かうとスタジオの建物の前に眼鏡をかけた高身長の男性





准弥「あっ、笹野さん！」


A「JUNYAさん、お待たせしました…………眼鏡かけると、また雰囲気変わりますね」


准弥「完全オフな格好ですみません」


A「いえ、かしこまった席ではないですし、大丈夫です」





話をしながら建物に入って、管理室に声をかけて


空き控室に入った




向かい合って座って企画書を広げる





A「ジャケットのどこについてですか？」


准弥「出来れば、顔寄りじゃなくて歌詞のイメージの風景に立っている自分がいいんですけど…無理ですか？」





顔寄りでって意向は、中田さんの提案なんだよね……


イケメンは、武器になる！って熱く語ってた(汗)





A「それも、素敵ですね(ﾆｺｯ」


准弥「そうですか！？(喜)」




そんなに喜ばれると、次の言葉を切り出しにくい




A「ただ、このジャケットについては、昨日一緒だった中田の提案で

一度持ち帰らないと、今すぐの返事が出来ないんです

申し訳ありません」


准弥「そうですか……いえ、それでもいいので、検討お願いします！」


A「私も、JUNYAさんに賛成です！頑張って、上を説得しますから」


准弥「無理はしないでくださいね(ﾆｺｯ」




なんて、素敵な顔で笑うんだろう




A「はい！

私からの提案なんですけど、表にJUNYAさんの提案写真、裏に顔寄りの写真を使ってもいいですか？」


准弥「裏なら………はい(苦笑)」





顔を出したくないのかな？





A「JUNYAさんのお顔、素敵なので武器になります！」





中田さんの言葉を借りて、言ってみた





准弥「ただ単に、恥ずかしいんです///」


A「え？」





照れた顔が本当に可愛くて



年上という事を忘れてしまいそうになる





A「そんな事を言ってたら、みんなの前で歌えませんよ(笑)」


准弥「ですよね(汗)」


A「大丈夫です！素敵な作品になるように頑張りますから！」


准弥「よろしくお願いします(ﾍﾟｺｯ」





初めて同士、絶対に成功させたい




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