オレンジ リターンズ２ Kento.N

１５話−4 貴女side ページ35

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画面には




知らない番号





A「はい……もしもし」


「もしもし、鈴木です」


A「鈴木さん………？」


准弥「あっと、JUNYAです(笑)」


A「あ………、ごめんなさい！

知らない番号で、鈴木さんって、ピンと来なくて」


准弥「いえ、いいんです！名刺に番号があったので…

突然、電話して、こちらこそ申し訳ありません」


A「ちょうど帰り着いたところだったので良かったです

ところで、どうしたんですか？」


准弥「実は、ＣＤジャケットの事で…」


A「ＣＤジャケットですか？」






突然の准弥さんからの電話



そういえば、伝えたいことないか聞いた時に


少し間があったよね





准弥「直接、会って話す時間ってもらえないですよね？」


A「今夜は遅いので無理ですが、明日、時間を作ります」


准弥「いいんですか？」


A「デビューの大事なＣＤジャケットですよ！

私も、JUNYAさんに後悔してもらいたくないから、しっかり話し合いましょう！」


准弥「そう言ってもらえて安心しました

よろしくお願いします」


A「JUNYAさん、明日、何か予定はありますか？

時間の調整は明日になってみないとわからないので、明日、折り返しの連絡になりますが？」


准弥「大丈夫です！連絡待ってます」


A「それでは、失礼します」


准弥「笹野さん、おやすみなさい」


A「おやすみなさい」







通話が切れて



すぐに番号を登録してスケジュール画面を開く



明日は、JUNYAさんのレコーディングのスタジオを押さえたりって作業をする予定



明日、勤務時間中に時間を設けていいか、中田さんに聞いてみよう




その後、すぐにシャワーを浴びて



夕食は、残業で遅くなった時の１０秒メシ(苦笑)







今日は、疲れちゃった




そんな事を思いながら




かけられた健人くんのシャツを見る





A「健人くんの物に囲まれてると、いつまでも切ないよ…」





明日から、また我慢するから




今夜だけ…許してね




健人くんの枕を胸に抱き締めて



眠りについた




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