オレンジ リターンズ２ Kento.N

１１話−5 健人side ページ15

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廊下に出てマネージャーを探す




中田さんの連絡先




マネージャーは知ってるから




廊下を走りながら、あちこち見て回る





いた！






健人「ちょっと教えてもらいたいんだけど」




マネージャー捕まえて、中田さんの電話番号を聞く



どうして？って聞かれたけど、悠長に理由を話してる場合じゃなくて




健人「いいから早く！！」




勢いに押されて



直ぐに教えてくれた






そのまま駐車場に走って



車に乗り込んで中田さんに電話をかけた






中田「もしもし？」


健人「突然すみません！中島です」


中田「ああ、こちらこそ今朝は突然押しかけて申し訳なかったね」


健人「Aに何を言ったんですか？」


中田「何って？」


健人「とぼけないでください！Aに何言ったんだよ！！」






冷静さを失って、怒鳴ってた






気付かない間に風磨が追いかけて来てたみたいで




車のドアを開けてスマホを奪われた





風磨「取り乱してすみません」


中田「菊池くん？」


風磨「はい」


中田「中島くん、どうしたの？」


風磨「その事について、こちらも聞きたい事があるので、今から会えませんか？」


中田「構わないけど、二人で来るの？」


風磨「はい」


中田「それなら、いつもの打ち合わせ室で待ってる」


風磨「よろしくお願いします」






風磨が通話を切った



俺は、冷静な態度で中田さんとやり取りしてるのを



怒りに震えながら聞いてた







風磨「中島、運転席降りろ」


健人「は？なんで？」


風磨「そんな状態で、まともな運転が出来る訳ねぇだろ！」


健人「運転ぐらい出来るわ！」


風磨「俺が運転するから、いいから助手席行け」






風磨に腕を引っ張られて無理矢理降ろされそうになる




風磨「着く前に事故ったら何にもなんねぇだろ」






そう言われて



従った








健人「風磨」


風磨「んぁ？」


健人「ありがとう」


風磨「Aが心配なんだよ……」







風磨は、そう言って車を中田さんの待つ場所に向かって走らせた







to be continued…

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