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JK「ヌナ」
『ジョングク、お疲れさま』
JK「お疲れさまです。待ちました？」
『さっき来たところだから大丈夫だよ』
JK「よかった」
『走って来たの？前髪乱れてる』
JK「早くヌナに会いたくて」
嬉しいことを言ってくれるジョングクの前髪を直してあげればそのまま手を握って行こうとするから、待ったをかける。
『ちょっと、手』
JK「ん？」
『ここ会社の前』
JK「外に出たらもうプライベートなので」
『まだ会社の人が沢山いるでしょ』
JK「俺にはヌナしか見えてません」
『どんな目をしてるのよ』
JK「女の人はヌナしか視界に入らない目」
『はぁ… 』
JK「俺たちが付き合ってること、みんなもう知ってるんですから気にしなくていいと思うんですけど」
『だからこそ気にするの。見せつけてるなんて思われたら、』
JK「見せつけてやればいいんですよ」
『やだよ、恥ずかしい』
JK「俺は見せつけたいです。こんなに素敵な人が俺の彼女なんだぞって」
なんでそう恥ずかしい台詞を真面目な顔してさらっと言えるのかな。
JK「あれ？ヌナ？」
『…早く行こう、ジョングク』
JK「はいはい」
同じく会社から出てくる社員たちの視線を感じながら歩き出すと、誰かの車に乗りこむミニョンさんの姿が見えた。
あれ？あの車って。
『ねぇ、ジョングク。秘書課のミニョンさんって同期だよね？』
JK「そうですよ」
『どんな子？』
JK「どんなって聞かれても、あんまり関わりないので分からないですけど。いっつもジアと一緒にいるイメージですね」
『なるほど』
JK「優秀な人間ではあるみたいですよ。あの専務の専属秘書を続けているくらいですから」
確かに。これまで専務の秘書を一年以上続けられた人はいなかった。
仕事や部下に厳しいと有名だけれど、なにかと黒い噂もあったりなかったり。
JK「あいつがどうかしたんですか？… もしかしてなにか言われた？」
そういうところ、鋭いんだよなぁジョングクは。
『違うよ、ただ聞いてみただけ』
JK「ほんとになにも言われてない？」
『言われてない。ご飯、食べ行こ？』
JK「うん」
ミニョンさんが乗り込んでいた車は、専務がプライベートで使用している車だった。
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
