糖度95%のキミ -JK- ２

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『分かってもらえた？』

《…なんで》

『え？』

《なんで年上のあなたなんですか？ジアの方が可愛くてジョングクくんのこと好きなのに！》




あぁ…
ジアちゃんの名前出しちゃったよ。





《Aさんじゃジョングクくんと釣り合わないです》

『そう言われてもね。決めるのはあなたじゃなくてジョングクだから』

《…自分に自信があるんですね》

『そんなことないよ』

《Aさんモテますもんね》

『モテないけど』

《どうせそうやって謙遜しつつ男の人に色目使ってるんですよね？》





えぇ？待って待って。

生まれてこの方、誰かに色目を使ったことなんてないんだけど。

そもそも色目ってどうやって使うの。

さすがにひどい言われようじゃない？





『少なからずあなたより年上で社会人歴も長い相手に名前も名乗らず、そういう言い方はどうかと思う』

《そんなの今は関係ありません。ジョングクくんと別れてくれますよね？》




ダメだ。話にならない。




『はぁ…なんであなたなんですかって言いたくなるのも分かるよ』




どんなに足掻いてもあたしがジョングクより年上だということは変えられない事実。

あたしだってジョングクにはもっと若くて可愛らしい子の方がいいんじゃないかって思っていた。


今でも心の片隅にある小さな不安が溢れそうになることもある。



『でもね、信じてるから、彼のこと』

《っ、》




ジョングクの彼女である自信はまだないけど、

それでも彼が好きだと言ってくれるのは、今のあたしだから。







『ジョングクを好きな気持ちは簡単には譲れない』









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