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『… ん、』
息苦しさを感じて目を覚ませば、後ろからすうすうと聞こえてくる寝息。
ゆっくり振り向くとあたしを包み込むようにして眠るジョングクの可愛らしい寝顔があった。
昨日、やっと本当の意味で気持ちが通じ合ったあたしたち。お互い心の引っかかりもなくなって話に夢中になっていたらいつの間にか日付が変わっていた。
『もうこんな時間』
JK「ほんとだ」
『出張で疲れてるんだから帰ってゆっくり休まないと』
JK「、待って」
『どうしたの？』
JK「… 泊まっていっていい？」
『え？』
JK「ダメですか？」
泊まるって、つまりその…そういうことだよね。
今日恋人という関係になったばかりで？
いくらなんでも早くない、かな。
あたしもジョングクもいい大人だけど、
一応、心の準備とか、ね、色々あるし。
あれ？待って。今日下着なに着けてたっけ…
あぁ！よりによってブラとショーツ別々のやつだ。
最近ジムもサボっていたからお腹もぷよぷよだし、
JK「ふはっ。別に取って食べたりしないから」
『え、』
JK「今日はもっとヌナと一緒にいたいだけ。もちろん抱きたいのは山々ですけど、」
『抱き、』
JK「ヌナが少しでも嫌だって思ったり、躊躇していたりしたら俺は我慢する。我慢するって言い方はあれか… えっと、」
あたしを傷つけないように言葉を選びながら伝えてくれるジョングクの気持ちが嬉しくて、彼の胸に頬を寄せた。
JK「ヌナ？」
『ありがとう… ジョングク』
JK「なんでありがとう？」
『大切にしてくれてるんだなって、』
JK「あぁ、ヌナのこと？」
『うん』
JK「そりゃ愛する人ですから」
そう言ってあたしの頬を両手で包み込み顔を上げさせると、ふわっと笑ってキスをした。
『… 取って食べたりしないんじゃなかった？』
JK「キスは別」
「ずっと我慢してたんですから」と唇が触れる距離のままで話すジョングク。
『ちょ、』
JK「さっきはヌナからしてくれたじゃん」
『あれは… 、ついうっかり』
JK「ヌナはついうっかり人にキスするの？」
『… ジョングク帰る？』
JK「やだ。ごめんなさい」
『もぉ、お風呂沸かしてくるから』
ジョングクの胸を押してソファーから立ち上がろうとすればぐいっと手を引かれ、彼の腕の中へ逆戻り。
JK「あと一回だけキスしていい？」
『… 、』
JK「いや？」
嫌じゃない。と答える前にまた距離は縮まって、そのままそっと目を閉じた。
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
