甘ったるいキャンディはいかが【短編】 (ページ8)

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ツリメページ8

｢あﾞ～…｣

完全に飲みすぎた。

お酒に弱い僕はすでに顔が真っ赤で、

気分ももうほろ酔いどころかかなり際どいところまで来てる。

さっきから頭を抱えてソファにうずくまってはあー、とかうー、とか唸っているのだ。

｢弱いのわかってるなら気をつけてよ～…｣

めちゃくちゃ面倒見のいい彼女は、コップに水を持ってきてくれた。

｢大丈夫？｣

まだ多少クラクラするけれど、冷たい水で少し頭が冴えた。

うん、と返すと彼女は安心したようによかった、と言い、笑顔を見せる。

あれ、なんか…なんて思った時には既に体が動いてて、俺と彼女の唇が重なっていた。

体を離すと彼女の顔は真っ赤で、照れを隠すようにどこかに行ってしまった。

そのあと1人になったところで俺も何やってんだなんて照れが来て、

これはきっとお酒のせい。

いつもより大胆な僕はいかがですか？