一緒に遊ぼう�� ページ9
「はい、ソヌ見っけ」
「あーっ！！」
隙をついて飛び出して行ったソヌ先輩をジェイ先輩はすぐに見つけて缶をタッチする。
こうなると私とウォンくんどちらかがもう缶を蹴るしかなくなってしまう状況。
もちろん身体能力がカンストしてるであろうウォンくんが行くべきだよね？
「A、行ける？」
「は？無理に決まってるでしょ、普通の女子より足遅いのに」
「だよね」
だよね、じゃないよ。
分かってるんなら聞いてこないで…
「どうしようかなぁ」
君がパーっと行ってパーっと蹴って、終わらせればいいじゃないか。
「あ、じゃあ」
「……そのカマキリがどうしたの」
未だに動かずに居た植え込みの上に居るカマキリさんをウォンくんが指差す。
叫びそうなくらい怖がってたのに、もう慣れたんかい。
「これ使おう」
「…え？」
カマキリに缶を蹴らせるつもりですか？
ウォンくんってそんなファンタジーなこと考えるタイプだったっけ？
「耳貸して」
「ん？」
「このカマキリをー」
小声話して来たその内容、私がかなり犠牲になるルートなんですが。
でも絶対に行けるとウォンくんは自信たっぷりだった。
「あ、A…やっと出て来たな」
しばらくして植え込みの影から私が1人で表に出ていく。
ジェイ先輩が私に気づいて缶をタッチする前に、私は自分の頭を指す。
「なに」
「これ、捕まえて下さい」
「は？」
ジェイ先輩が不安げな私を見て近づいてくる。
でも私的には頭の上に乗っかったカマキリが、取る前に飛んでってしまうのでは？という不安なんだけども。
「…何してんだよ」
ジェイ先輩は状況を理解すると、やれやれと笑いながら頭の上のカマキリを近くにあった木の枝で払おうとする。
いや、笑ってるけど先輩も虫苦手なんかい。
「…っしゃ、」
「…あ、ジョンウォニ！」
とんでもない速さで走っていくウォンくんがジェイ先輩の後ろを駆け抜けて行く。
「いえーい」
校舎の3階まで飛んで行くんじゃないかって高さで、蹴り上げられた缶が弧を描いて飛んでった。
「ジェイヒョンの奢りけってーい」
「お前…Aを使うのは卑怯だぞ」
「これは頭脳の身体能力のゲームですよ、ヒョン」
ジェイ先輩がキレてウォンくんを追いかけ始めた。
それを見てソヌ先輩が笑う。
楽しそうな彼らを見て私は鳥肌が止まらない。
「誰か、早く！これ取って！」
あの日から私も彼らと同様に虫が嫌いになった。
そんな、複雑な思い出…。
おわり。
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ミナ(プロフ) - エンドレスで聞いちゃいますよね♡私的にはちょっと叱られたり、拗ねられたりもしていただきたい（笑） (4月8日 18時) (
レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» AIの最も有効的な使い方ですねw ぜひダミーヘッドマイクで収録してヘッドホン推奨にして貰いたいw (4月8日 17時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うわ!全く同じ妄想してました❤︎ 名前呼んでもらうとこだけAI音声で((o(^∇^)o)) (4月7日 10時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» 実写で本人たちに演技してもらいたいですね。出来上がったのを本人たちでレビューして恥ずかしがって貰いたいwww (4月7日 9時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うっわ〜((o(^∇^)o))したいしたいエナプの乙ゲー❤︎ 勿論声は本人で (4月5日 22時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eng | 作成日時：2024年3月24日 16時
