許せる？許せない？pt3 ページ22
「すごく疑問に思ってることがあるんですけど」
「どうしたの？」
「映画館って男子にとって何なんですかね」
ソンフンさんが食堂に来る水曜日の夜。
一緒に帰る道の途中で最近、疑問に思っていることを聞いてみる。
「随分と…抽象的な疑問だね…」
「あ…すみません」
私の突拍子もない問い掛けにさすがの王子も苦笑いする。
「映画館は映画を観るところじゃないの？女子は違う？」
「ですよね」
ほら、解決したよ。
やっぱり学校の一部の男子たちの意見が少数派だったんだな。
あと、バスケ少年1名様追加。
「でも何でそんなこと、疑問に思ったの」
「あ、実は…」
ソンフンさんからの逆質問に私は今日のお昼の出来事を思い出す。
「まー、私的には…全部許せる範囲だったんで、ちょっと分からなくて」
そして、それをそっくりそのまま伝えていた。
「…………。」
苦笑いしながらソンフンさんを見ると、何だか顔半分に影が覆っているような…？
「えっと、ソンフンさん…？」
「有り得ないね」
「有り得ない…？」
私を真っ直ぐに見つめる彼の目は、いつもの優しさの欠片は一つもない。
「異性の友達と2人でご飯？無いでしょ」
「え？」
「次は長電話だっけ？」
「え、あ…はい」
ん？なんか怒ってらっしゃる…？
「何を話すの？」
「えっと…世間話、とか？」
毎日通話してるウォンくんとは私はただ聞き役になってるので、ウォンくんのTMIがメインになってるけども。
「要らない要らない」
あ、一刀両断されちゃった。
「毎日カトクも要らないでしょ」
以下同文。
「そ、そうですか…」
「そうだよ。というか、ソヌとかジョンウォニとそんな連絡取ってんの？毎日学校で会ってるのに」
言われてみれば確かにそうだった…
何であの2人、毎日会ってんのにさらに通話やカトクして来るんだろ？
「それよりも」
「それよりも？」
「映画はマジで有り得ない」
あれ？
ソンフンさん、さっきは映画館肯定派だった気がするんだけど…
「何で映画館がダメか教えてあげようか？」
「あ、はい」
「こういうことだよ」
そう言うとソンフンさんが私の手をギュッと握って来る。
「え」
「それに…こういうことされても」
耳元で囁かれて思わず固まってしまう。
「映画館では逃げ場がないの」
「は…はい」
やばいやばい、ここ映画館じゃないのに。
何だか逃げ場ないんですけど？
「男にとって有利なんだから。だからダメ」
「…はい」
王子が言うなら、間違いない。
おわり。
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ミナ(プロフ) - エンドレスで聞いちゃいますよね♡私的にはちょっと叱られたり、拗ねられたりもしていただきたい（笑） (4月8日 18時) (
レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» AIの最も有効的な使い方ですねw ぜひダミーヘッドマイクで収録してヘッドホン推奨にして貰いたいw (4月8日 17時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うわ!全く同じ妄想してました❤︎ 名前呼んでもらうとこだけAI音声で((o(^∇^)o)) (4月7日 10時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» 実写で本人たちに演技してもらいたいですね。出来上がったのを本人たちでレビューして恥ずかしがって貰いたいwww (4月7日 9時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うっわ〜((o(^∇^)o))したいしたいエナプの乙ゲー❤︎ 勿論声は本人で (4月5日 22時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eng | 作成日時：2024年3月24日 16時
