少女漫画の夢と現実�� ページ18
「あと…壁ドン？」
「カベドン？」
「壁に手を突くの、男の子が女の子に迫るシーンとかで」
「あー、韓国のドラマでもある」
へーそうなんだ。
もしかして壁ドンって世界共通だったりする？
「他には肘ドン、床ドン…調べると結構あるね」
「ホントだ」
作業の手を止めて私たちはスマホで恋愛漫画のシチュエーションミーム探しを始めてしまう。
「肩ズン…頭突き…？これ本当にやってんのかな」
アクション漫画あるある？
「ねえねえ、デコツンだって」
「え？」
顔を上げるとウォンくんは私の頭おでこを指で軽く突いた。
「これで日本の女の子はドキドキするの？」
「うーん、他の子は分からないけど…私はあんまり」
私の反応の弱さにウォンくんは笑う。
「じゃあこれは？」
今度は私の顎を掴んで上にあげた。
「これは…ちょっとドキっとしたかも」
「へぇ、こんなので良いんだ？」
おそらく彼はこの行為の意味をわかっていないんだろう。
ただ顎掴んでるって思ってそうだけど、これって俺様男子がキスする時にするアレですよね…
「じゃあ、これは？」
急に親指を私の唇に当てて来たので、思わず身を引いた。
「な、何それ」
「この絵でやってるの」
日本語で書かれたサイトを見せられる。
そこには男の子が親指を女の子の唇に当てている漫画のワンシーンが載っているが…
このいわゆる指チュウって…
指越しのキスのことかい。
「…ダメダメ、これは絶対にしちゃダメ」
「なんで？」
「なんでって…人によっては訴えられるレベルだから」
危なかった…
いや意味が分かったら、さすがにウォンくんはやらないだろうけど。
「なに？」
「いや、何でもない」
私が横目で見るとウォンくんは、目を丸くして首を傾げる。
こんな可愛い顔した子猫ちゃん、最近たまにS出して来るからちょいビビる。
場合によっては、子猫の戯れなのか雄猫の煽りなのか判別しづらいんだよ。
「とにかく…これは漫画の中での話だから、リアルにやるのはやめた方がいいかも」
「好きな子にも？」
何を言い出すんだヤン・ジョンウォン。
「ちなみにさっきの、Aが止めなかったらしてたけど」
「さっきの…って？」
「指越しにキスするの」
おいおい、分かってたんか。
「まー、でもAのそういう反応見れたから今日はやめとく」
後からじわじわと来る恥ずかしさに思わず手で顔を覆う。
「…今日に限らずやめて下さい」
そんな私を見てウォンくんは満足そうに笑った。
おわり。
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ミナ(プロフ) - エンドレスで聞いちゃいますよね♡私的にはちょっと叱られたり、拗ねられたりもしていただきたい（笑） (4月8日 18時) (
レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» AIの最も有効的な使い方ですねw ぜひダミーヘッドマイクで収録してヘッドホン推奨にして貰いたいw (4月8日 17時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うわ!全く同じ妄想してました❤︎ 名前呼んでもらうとこだけAI音声で((o(^∇^)o)) (4月7日 10時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» 実写で本人たちに演技してもらいたいですね。出来上がったのを本人たちでレビューして恥ずかしがって貰いたいwww (4月7日 9時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うっわ〜((o(^∇^)o))したいしたいエナプの乙ゲー❤︎ 勿論声は本人で (4月5日 22時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eng | 作成日時：2024年3月24日 16時
