夢見る乙女�� ページ16
まず力くんが早起きして私に朝ごはん用意して、しかもお花飾ってるなんて絶対有り得ないもん。
いつも朝会うジェイクさんも居なかったし。
「なるほど…明晰夢か、これは」
「あ、分かった？」
ソンフンさんがまた犬歯スマイルで私を見る。
「願望が強ければ強いほど、明晰夢になるって前に何かで聞いたけど…」
「そうそう、これはAさんが見たい夢」
「明晰夢って何？」
ウォンくんが言うと、ジェイ先輩が咳払いをする。
「明晰夢は見ている最中に夢と気づく夢のこと」
「へーそうなんだ」
この会話も私の頭の中で勝手に作ってるんだよね…。
それなら自分が好きな様に変えられる…？
「あの」
「どうしたの？」
「写真撮りたいんですけど…良いですか」
恥ずかしさからめちゃくちゃ声が小さくなっていく。
「もちろん」
めちゃくちゃ笑顔で答えてくれるじゃん王子…。
その笑顔、連写したい。
「俺も写る」
「僕も」
ジェイ先輩とウォンくんが私たちの後ろに移動して来る。
「ちょっと、邪魔しないで」
ソンフンさんは私の手を引いて椅子から立ち上がった。
「別に良いだろ」
「そうですよ、みんなで撮った方がもしデビューした後に流出しても言い訳できますよ」
ウォンくん、生々しい説得やめて。
「ダメ、ツーショじゃないと意味がない」
するとソンフンさんは掴んでた手を引っ張って私を背後に隠す。
「ちょっと待って」
急に後ろから声が聞こえて私たちは振り返った。
「ソヌ先輩？」
「夢なんだから、撮っても意味ないよ？」
「あ」
そうだった、これ夢だわ。
「…ん？」
ある朝、目が覚めたら何だか良い匂いがした。
これは…焼きたてのパンの香ばしい匂い。
「おはよ…ってもう昼だけど」
台所に行くとコーヒーを淹れているお母さん。
「やっぱ…夢だった」
「どうしたの？」
「あーあ、こんなことならもっと大胆なお願いしときゃ良かった」
「何の話？」
返事をせずに私はダイニングテーブルに座る。
テーブルの上にはトーストとコーヒーとお花が一輪。
何ら変わらない日本でのいつもの光景…
『新着メッセージ』
通知音が聞こえて、私はスマホの画面をタップする。
「力くん…？」
久しぶりに見たその名前にメッセージを開くと、画像が添付されていた。
『撮影でしばらく連絡取れないから、みんなの写真送っとくね』
そこにはソンフンさんを含めた、7人で撮った一枚の写真があった。
「…グッジョブ西村」
おわり。
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ミナ(プロフ) - エンドレスで聞いちゃいますよね♡私的にはちょっと叱られたり、拗ねられたりもしていただきたい（笑） (4月8日 18時) (
レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» AIの最も有効的な使い方ですねw ぜひダミーヘッドマイクで収録してヘッドホン推奨にして貰いたいw (4月8日 17時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うわ!全く同じ妄想してました❤︎ 名前呼んでもらうとこだけAI音声で((o(^∇^)o)) (4月7日 10時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
eng(プロフ) - ミナさん» 実写で本人たちに演技してもらいたいですね。出来上がったのを本人たちでレビューして恥ずかしがって貰いたいwww (4月7日 9時) (レス) id: c7224089dc (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - うっわ〜((o(^∇^)o))したいしたいエナプの乙ゲー❤︎ 勿論声は本人で (4月5日 22時) (レス) id: c240bfb0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：eng | 作成日時：2024年3月24日 16時
