暗転、場転、幕間 ページ41
真っ暗な世界に私はいた
｢死んだの？｣
声を出しても何も聞こえない。
なんだ死んでしまったならどうせなら、飛び降りて死ねばよかった
真っ赤な彼岸花を床1面に撒き散らして
私が生きていたという証をみんなに見てもらって死にたかった
赤は綺麗だ
どんなに罪を犯しても汚れても
体の中に流れるそれは汚れること無く美しい
｢死んだと思ってるのか｣
｢･･･あら、久しぶり｣
そこには私が世界を入れ替える度に会う神様がいた
｢やっぱり死んだんだね、わたし｣
｢猫を被らないあたり、もう食蜂操祈であることを辞めたのか？｣
｢だってわたし死んだんでしょ。体だって戻ってる。｣
光を放つような蜂蜜に溶けたような金髪は元々の私の色に戻っていた
真っ白な雪のような髪は、生まれつきの色。
真っ白な死んだような肌に真っ白な髪
真っ白なひとみ。私には色がなかった
体の中にある赤だけが私の持つ唯一の色。
だからこそあんな死に方したのに
私にだって色があるのだと世界に主張したのに
｢あぁ。お前は使い切ったよ食蜂操祈という力を全てな。｣
｢そう、次はどこに行けばいいの？｣
｢僕のヒーローアカデミアだ。
さぁゲームはようやく始まった。今までのお前のあの世界での人生はプロローグでしかなかった
ゲームでいうチュートリアルだよ。
前の世界で生きていた食蜂操祈というゲーム側の用意した死なないキャラクターで行われていたな。
よくチュートリアルでキャラクター死なせても死なないだろ？それが今までのお前だよ。
だから個性を消すイレイザーによってもお前のモノは消えなかった。
それは個性でないからだ、お前の今まで使っていたのはゲーム側の用意したものだったからだよ｣
は？
｢今までのお前は大きな怪我したって死ななかった。
一方通行のタイミング遅れたって脳無に殺されなかったろ？
それはお前のライフポイントがオートチャージだったからだよ。
お前がこの世界の住人になるには前の世界で使い残した命の残量を使い果たすのが条件だった。
お前が食蜂操祈として本来生きなければならきった年数は、お前が勝手に死んでから15年と少し。
彼女の本来の寿命はそこだった。
お前は勝手におわらせたんだ。だから償わせた｣
そう
｢ここからがお前の罪滅ぼしの続きだよ｣
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響 - とても面白かったです！催促するようで悪いのですが（というか実際催促ですが）続編はまだですか？楽しみにして待ってます！ (2018年4月29日 17時) (
レス) id: d68b519933 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - このみさん» 嬉しい言葉ありがとうございました！緑谷出久くんですね、リクエストありがとうございます。要望に答えられるようにやっていきます！ (2017年10月28日 20時) (レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 闇猫さん» コメントありがとうございました！相澤先生ですね！これからドンドン絡んでいく予定なので楽しみにお待ちください！ (2017年10月28日 20時) (レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - とても面白です。緑谷出久君との絡みを増やしてほしいです。よろしくお願いします。続き、楽しみにしています！更新頑張ってください。 (2017年10月27日 0時) (レス) id: 43657612f1 (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - 是非とも相澤先生との絡みをっ！増やして欲しいです！！！相澤先生ぇ！かっこよすぎですぅ！！お姫様抱っこされたい！！バスで隣に座りたい！！更新頑張ってください！！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 87498a7764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめの | 作成日時：2017年10月19日 10時
