優しいやつなんだなby轟焦凍 ページ19
轟｢入試の時も、入学してからも、さっきも
お前は俺に周りを見てないって言ってた
それに、憎しみからは何も生まれないとも
ほんとにその通りだったと思う｣
そう、こいつの一言一言に苛立っていたのはきっと、すべて図星だったから。
自分は周りが見えてなかった
自分ばかり見ていた考えていた
轟｢おまえは、見抜いてたんだなオレの事。
今まで悪かった｣
すなおにあたまをさげた、悪かったとおもったから。
それに、こいつは真っ直ぐいつもぶつかってきてくれていた。俺を見ていてくれてたということだ
｢･･･別に私に謝らなくたっていいわよ。｣
轟｢あぁ、でもこれは俺の中のケジメなんだ。｣
｢そう。前を向けそうなの？｣
轟｢あぁ。一つずつケリつけていくつもりだ｣
そっかと、今まで聞いた彼女の声の中で一番優しい声が聞こえる。
顔を上げてと言われ、あげれば彼女は涙をためながら笑っていた
ドキリ
その顔はどこまでも優しくて慈愛に満ちていて、ははをおもいだした
こんなに優しく笑えるんだな･･･
｢私も轟くんには言い過ぎてたかもしれないわ
それはごめんなさい｣
轟｢いや、そんな事ねぇよ。それに俺はお前が真正面から言ってきてくれて、今になったら嬉しかった。サンキューな｣
｢ふふ、なにそれ。
あのね、轟くんこれだけは忘れないでね
轟くんは轟くんよ。お父様に何を言われても世間が何を言おうと、轟くんは世界に一人しかいないこの世に1人しか居ない。
あなたにしかできないことがある。
わたし、前のあなたより今の感じの方が好きよ。
思い詰めるの良くないもの｣
ポンッと頭を撫でられて目を見開く
轟｢･･･なんか、おまえも雰囲気変わってねぇか？｣
｢それは轟くんが私達のこと眼中に無かったからよ。
轟くんだって自分のこと見てくれないでお父さんの息子として見られたら不快でしょ？｣
それと一緒と言われ、確かにと思った。
だからこいつ俺に冷たかったのか･･･
｢改めてよろしくね轟くん｣
轟｢･･･焦凍でいい。緑谷のことも名前で呼んでんだろ
おれも、名前でいい。｣
｢え｣
轟｢だめか？｣
緑谷が少し羨ましく思えたから聞いてみれば彼女はポカンとしたがすぐに笑った
｢ならAでいいわ。よろしくね、しょうとくん｣
轟｢あぁ。宜しく頼む｣
手を握り合う。
繋いだ手のひらは暖かかった
何かあったのか？by物間寧人→←私らしくない私なんか嫌いby食蜂
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ゆめの(プロフ) - ノンさん» コメントありがとうございました。またお褒めの言葉もありがとうございます。少しずつにはなりますが更新していきますのでよろしくお願いします、またこの人と絡ませてほしいなどあれば気軽にコメント下さいお待ちしてます！ (2017年10月14日 23時) (
レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！体育祭が終わり次第出していけたらと思います、貴重なご意見ありがとうございます！ (2017年10月14日 23時) (レス) id: 7d4b7a5797 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年10月13日 17時) (レス) id: f620a8b51b (このIDを非表示/違反報告)
さら - とても面白いです！ビッグ3がだいすきなのでもっと出してください！ (2017年10月12日 14時) (レス) id: 688d942d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめの | 作成日時：2017年10月12日 14時
