Dancin' with you all night

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福本side


僕な心理カウンセラーの資格を持ってるから新入職員の心のケアをする役目も任されてんねん

そんな中今回の新入職員...気になる子らがおる

その子らは直接僕の元に来てくれてはないんやけど見ていてなんとなく分かる

この環境に絶対ストレスかかっとるやろ...

なんかいろんな意味で浮いちゃってるんよな...あの子たち大丈夫やろか?

そのうちの1人が特に心配...

増田貴久くん...彼は周りに比べて成長が遅い

発達障害をもっていてトラウマも多い

その上身体も弱く集団行動の経験もない

あの子にとって唯一の救いは加藤成亮くんと小山慶一郎くんが傍にいるということだろう

まぁ...こっち側の意向で小山くんだけ班を離しちゃったから実際に増田くんが今頼れるのは加藤くんだけだが...


草「どうや?あの子ら大丈夫そうか?」

「今のところは...でも問題がおきるのも時間の問題かと...」

草「まぁ...そりゃおこるやろな

でもそんときにみんながどう向き合えるかや

彼のことを理解できるか...理解できずにあの子を傷つけてまうのか...

周りの反応をみるのと同時に増田くんが成長できるかどうかも重要やな...」

「...せやね

僕らは見守ることしか出来へんから...

でも...ほんまにやばなったら手助けくらいしてもええよな?

壊れたら元も子もないやろ...」

草「ギリギリまでは見守ってくれよ」


増田くん的に今の環境は正直キツいと思う

慣れない環境で身体を壊すのは遠くないやろう...

まだ班の子達が仲良くしようとしてくれてるからええんやけどそれも時間の問題やな...

現に何人かイラついたような素振りをみせとる人もおるし...

見守るだけってのも結構辛いな...

まぁ...増田くんの場合...変に声かけちゃった方が緊張しちゃうやろうから結局見守るのが正解なんやろうけど

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