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有岡side
堂「...マッスーと加藤さんがなんで廊下にいたのか説明して」
有「なんでって...オレはただあの子たちに笑ってもらおうと」
堂「なんで加藤さんは発作をおこしてたの?
マッスーだって...過呼吸になってた
何もなかったらそんな状態になるはずない」
なんで俺...怒られてるんだ?
有「俺はただ受験拒否されたことや私立を退学になったことを気にするなって言っただけ」
高木「本当にそんなこと言ったの?」
有「そうだよ
そしたらなんでかマッスーが怒っちゃって...」
高木「...ちょっと来て」
終いには高木に呼び出され着いたのは院内学級
ほんと...なんなんだ?
高木「とりあえず座って」
言われた通り近くにあった席に座る
高木はホワイトボードに何かを書きこんだ
高木「これ...なんて読む?」
有「...バカにしてんの?
ジャク...それからよわい
因みにその横に魚をつけたら鰯ね」
高木「うん...いらない情報までどうも
それで?中学の頃の有岡くんは何してた?」
...は?意味わかんね
どう考えても話が繋がってないだろ...
さっさと答えろと言わんばかりの顔を向けられ渋々と中学時代のことを伝える
有「テニス部に入ってた」
高木「へぇ! テニス...いいじゃん!」
有「先輩が怖くて...練習よりも先にグランド100周だとか...先輩より先に水を飲むなとか...」
なんか...のせられてる?と思いもしたが話し始めると止まることを知らないオレは中学の頃の話を長く語っていた
部活以外にも初恋の話やバンドをやってたって話...他にも色々と
有「あ...長く語りすぎた?」
高木「それで...?中学の頃は楽しかった?」
有「そりゃもちろん! いつも笑ってたよ」
高木「...だからあの子たちにも笑えと?」
何を言っているのか意味がわからない
それは普通のことだろ?
高木「...あの子たちはそんな単純じゃないよ
何年か後に俺が言ったような質問したらなんて答えるだろう?
...病院にいた
それだけ...あの子たちは先輩･後輩もなければ部活も恋愛もバンドも何もできない
所謂病弱児...動物だったらとっくに食べられてるんだ...
生きるか死ぬか...そんな恐怖と毎日闘ってる子達にそんな簡単に笑えって言える?
希望を消されたあの子たちに気にすんなって言える?」
オレは何も言えなかった
オレは甘く見ていてあの子たちに軽率な発言をして傷つけた
それだけは謝らなきゃいけない
気がつくとオレの足はあの子たちの病室へ向かっていた
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春季(プロフ) - モフルン様､Ｋ様コメントありがとうございます｡風を感じて2については編集中のためパスワードをかけさせていただいていましたがただいま外させていただきました｡作品に興味をもっていただきありがとうございます! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします (2023年2月6日 0時) (
レス) id: 5f9a9db329 (このIDを非表示/違反報告)
K - 同じく風を感じて2のパスワードを教えてください (2023年1月28日 15時) (レス) @page27 id: 643891db52 (このIDを非表示/違反報告)
モフルン(プロフ) - すいません風を感じて2のパスワードを教えてくれませんかお願いします🙇♂️ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 2da9da3493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春季 | 作成日時：2021年12月2日 18時
