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増田side
小「加藤さん...本当にするのかな?」
増「小山はやりたくないの?」
小「そういうわけじゃないけど...」
小山が何をこんなに躊躇っているのかというと手越のお葬式だ
手越は俺らと同室だった友達なんだけど一昨日病気に負けちゃった
病室を出ることすらあまり許可をもらえない俺らはあいつのお葬式に行くことも許されなかった
だから...俺らは俺らで勝手にやらせてもらおうと計画を立てた
まぁ...今からすることなんて先生たちに怒られるのは確実だ
小山が実行を渋るのだって仕方ないっちゃ仕方がない
だから無理やり俺たちの方に連れ込もうとは思っていないしやらないんだったら俺らの計画を知らなかったことにしてもらうつもり
増「俺はやるよ...計画を練ってくれたのは加藤さんだけど元々やりたいって言ったのは俺だもん
それに...怒られるのなんて慣れっこでしょ」
小「...そうだね! 今日を逃したら次はいつできるかなんて分からないもんね
よし! 行こっか」
いたずらっ子のような笑みを浮かべると小山も笑い返してくれた
どーやら吹っ切れたみたい
よし...見つかる前にはやくここを出よう
今日は珍しくみんなの調子がいい日だったから先生たちの見回り回数は少ないけどいつ来るか分からないからね
増「かとーさん!」
加「...よし! 行くか」
廊下で待機していた加藤さんの元に向かう
小山と俺が来たことを確認すると歩き出す加藤さん
それについていくように俺らも歩き出し放送室に入って閉じこもった
邪魔されないように…少しでも時間が稼げるように鍵はちゃんとかけた
加「マッスー...これをそこに繋いで」
増「うん」
加「小山はちょっとここ持っててほしいんだけど...」
小「分かった」
加藤さんの指示に従って俺らは動く
だって...俺ら機械音痴だから
加藤さんしかこういうのできないもん
そんなこんなで動いてたら手越がいなくなった時間に...
加「よし...やるか」
俺らにとっての手越のお葬式がはじまった
お願いだから...邪魔しないで
これだけはやり遂げたいから...
だけど...思ったよりもはやく先生達が駆けつけてきた
ドアをドンドン叩かれて...正直怖くてビクってなった
加藤さんが俺の気持ちに気づいて手をぎゅっと握ってくれて少し安心した
だけど...音楽の途中でブレーカーを落とされて手越のお葬式は中途半端に終わってしまった
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春季(プロフ) - モフルン様､Ｋ様コメントありがとうございます｡風を感じて2については編集中のためパスワードをかけさせていただいていましたがただいま外させていただきました｡作品に興味をもっていただきありがとうございます! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします (2023年2月6日 0時) (
レス) id: 5f9a9db329 (このIDを非表示/違反報告)
K - 同じく風を感じて2のパスワードを教えてください (2023年1月28日 15時) (レス) @page27 id: 643891db52 (このIDを非表示/違反報告)
モフルン(プロフ) - すいません風を感じて2のパスワードを教えてくれませんかお願いします🙇♂️ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 2da9da3493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春季 | 作成日時：2021年12月2日 18時
